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Posted by たまりば運営事務局 at

2016年08月21日

★原発も水素自動車もその燃料はただの水と塩。★

森伊蔵


焼酎バー夢灯り http://chofu.com/yumeakari2004/



★原発も水素自動車もその燃料はただの水と塩。★


http://rapt-neo.com/?p=38665

★皆様、こんばんわ!

face08

熊本地震、災害に見舞われた方のご冥福並びにご無事をお祈り申し上げます。

今夜は、こちらをご紹介します。

ご興味のある方は、ご覧ください。

★原発も水素自動車もその燃料はただの水と塩。★


http://rapt-neo.com/?p=38665

皆さん、如何でしょうか。

ほんとによくよく考えるとその通りですねface08

皆さん、よくよく考えましょう!



また書きますね!


森伊蔵


焼酎バー夢灯り http://chofu.com/yumeakari2004/


★館山市洲崎灯台付近★気持ちの良い景色です★



素敵なカフェあります!
ーーー>http://timeout08.blog95.fc2.com/
  

  • Posted by Ninja T at 23:54Comments(0)原発問題

    2016年04月11日

    ★原発も原爆も存在しない。(後編)★

    森伊蔵


    焼酎バー夢灯り http://chofu.com/yumeakari2004/

    ★皆様、こんにちわ!

    face08

    本日は、原発を調べました。

    今までの考えが180度転換しました。

    今日は、後半です。

    ご興味のある方は、ご覧ください。

    http://rapt-neo.com/?p=34625

    これが事実なら、、、。

    皆さん、よくよく考えましょう!



    またご紹介しますね!


    森伊蔵


    焼酎バー夢灯り http://chofu.com/yumeakari2004/


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  • Posted by Ninja T at 16:19Comments(0)原発問題

    2016年04月09日

    ★原発も原爆も存在しない。(前編)★

    森伊蔵


    焼酎バー夢灯り http://chofu.com/yumeakari2004/

    ★皆様、こんにちわ!

    face08

    本日は、原発を調べました。

    今までの考えが180度転換しました。

    こちらをご紹介します。

    ご興味のある方は、ご覧ください。

    http://rapt-neo.com/?p=34519

    これが事実なら、、、。

    皆さん、よくよく考えましょう!



    また書きますね!


    森伊蔵


    焼酎バー夢灯り http://chofu.com/yumeakari2004/


    ★館山市洲崎灯台付近★気持ちの良い景色です★



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  • Posted by Ninja T at 16:44Comments(0)原発問題

    2012年01月16日

    ★忘れないで欲しい!★東電は、、、、。★

    福島第一原発









    ★館山市洲崎灯台付近★気持ちの良い景色です★



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    皆さん、だんだん忘れて?薄れてはいませんか?原発問題!

    こんな記事があります。

    真意の程は、皆で考えれば良くわかる筈ですが、、、。


    ★東電は恥ずかしい会社です。★

    社会倫理が守れないのだから存在していてはいけません。

    即刻会社更生法を適用し、潰して頂きたい。

    日本航空のように営業させながらリストラを行い、賠償金も払わせることができるのです。

    それにしても、弁護士も、裁判官も、東電様のいいなりで、このようなあってはならない弁護、判決を通してしまうとは。

    法曹が自らの手で法を悪用しては、日本は終わりです。



    トンデモ裁判、呆れた論理 東電弁護団それを言っちゃあ、おしめえよ
    「セシウムは誰のものでもない! だから除染の責任はない」だって

    2011年12月12日(月) 週刊現代

    さらに

    裁判は言葉遊びの場ではない。まして、問題は人の命に関わる原発事故なのだ。「セシウムはウチの所有物じゃないので、飛び散った分の責任は持てません」。この理屈、本気で言ってるんですか?

    有名弁護士事務所の方々が

     法律がどうこう言う以前に、まずは社会常識の問題として考えて欲しい。

     近所に、庭でゴミをガンガン燃やして黒煙を上げている家があった。その煙のせいで自宅の外壁は汚れ、庭は燃えカスと灰だらけ。迷惑この上なく、「自宅の外装を張り替え、庭をキレイにするための費用を弁償してほしい」と申し出た。

     すると問題の家主は、こう主張した。

    「ウチから出た煙は、もう〝ウチのもの〟ではない。だからどこに飛んで煤が落ちようと知ったことではない。そんなに掃除したいなら、自分ですれば」

     こんな人物がその辺りの住宅街にいたら、正気を疑うレベルである。いわゆる「モンスター隣人」といったところだろう。

     だが、ほとんど同じような主張を法廷でしている企業がある。しかも、汚染源として問題になっているのは、ゴミを燃やす煙どころではなく、セシウムなのだ。

    「事故で飛び出した放射性物質(セシウム)は、ウチの所有物じゃない。だから除染をする義務もなければ、カネも払えない」

     そう言い張っているのは、福島第一原発の事故を起こした東京電力である。

     この驚くべき「論理」が飛び出したのは、福島県内でゴルフ場を経営する企業が、東電に対して起こした裁判でのことだ。「サンフィールド二本松ゴルフ倶楽部」の山根勉・代表取締役はこう語る。

    「東電さんとその弁護団のメチャクチャな主張には、正直、耳を疑いました。あちらの弁護士さんは、日本有数と言われる有名弁護士事務所の方々なのに・・・・・・」

     同社のゴルフ場(サンフィールド二本松ゴルフ倶楽部岩代コース)は、福島第一原発から西方45kmに位置する丘陵コース。今年は1~2月の冬季休業期間が明け、3月にいよいよオープンしようとした矢先に、東日本大震災が起きた。

     ゴルフ場ではグリーンが陥没したり、カート専用道路に亀裂が走ったりするなどの被害が出たという。それでも自力で修復を行い、7月の仮オープンを目指していたが、原発から撒き散らされた放射性物質の汚染により、それも頓挫した。

    「6月に二本松市役所が場内の放射線濃度を測定してくれたのですが、2つの機器の平均数値が、毎時2.2マイクロシーベルトと同3.2マイクロシーベルトでした。そのため予定されていた公式戦も中止となり、ならば一般のお客さんも入れるわけにはいかないという結論に達し、休業を決めたのです。以来、現在まで営業はしておりません」

     コース内では、カート置き場の雨樋付近で毎時51マイクロシーベルト以上という高い放射線量を記録しており、最近では芝生や草を検査に回した結果、1kgあたり20万ベクレルという、チェルノブイリの強制避難区域を超える汚染箇所があることもわかったという。

     ただ、休業により経営は傾いた。サンフィールド社は、東電に補償を求める書類も提出したが、取り合ってもらえなかったという。そのため8月に、東電に対し約8700万円の損害賠償と、放射性物質の除染を求め、東京地裁に仮処分の申し立てを行ったのだ。

     するとこの裁判において、東電側の弁護団(梅野晴一郎、荒井紀充、柳澤宏輝、須藤希祥、井上聡各弁護士)が出してきたのが、前出の「セシウムはウチのものではない」といった論理だ。ここで、
    本誌が入手した裁判資料で明らかになった、東電の主張の要旨を紹介しよう。


    この続きをご覧になりたい方は

    こちらよりどうぞ ----->http://tinyurl.com/79b3msk

    なんとも呆れるばかりです。。

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    皆様、焼酎も楽しんでお飲みくださいね^^!


    森伊蔵



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    続く to be continue
      

  • Posted by Ninja T at 21:10Comments(0)原発問題

    2012年01月11日

    ★世界終末時計、1分進んで「残り5分」に★

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    久しぶりの投稿です。

    また今年も宜しくお願い致します。

    ★世界終末時計、1分進んで「残り5分」に 日本の原発事故も要因★

    ワシントン(CNN) 人類滅亡までの残り時間を象徴的に示す「世界終末時計」の針が10日、1分進められ、滅亡時刻とされる0時まであと5分となった。

    終末時計を管理する米科学誌「原子力科学者会報(BAS)」は時計を進めた理由として、核兵器拡散の危険性が増大したこと、福島第一原子力発電所で事故が起きたこと、テロリストが放射性物質を使った「汚い爆弾」を製造、使用する恐れがあることを挙げた。

    時計の針は2007年にも0時5分前まで進められたが、10年1月に核拡散の危険性が減ったとして1分戻され、0時6分前となっていた。同誌で科学、安全保障部門を率いるアリソン・マクファーレン氏は「2年前には世界の指導者らが真の脅威に対処するとの見通しが強まったが、その流れは続かず、一部では逆行している」と指摘した。

    科学者らは10日の会見で、核兵器の管理をめぐる問題のほか、原子力エネルギーの問題も時計を進める要因になったと述べた。ただし原子力エネルギーの将来性については見解を示さなかった。
    BAS理事会の共同議長、ローレンス・クラウス氏は福島第一原発の事故について、「技術面というより運営面で問題があったようだ」と語った。また世界的な問題として、エネルギーの安全を確保する政治的意志が欠けていると指摘し、迅速な行動を呼び掛けた。

    クラウス氏はさらに、気候変動もリスク要因のひとつだと強調。「気候変動は今起きていることであり、数値化も可能だ。人間の活動との関係も明らかだ。ただちに対処する必要性が高まっている」と述べた。

    終末時計は原爆開発にかかわった米科学者らが考案し、1947年にBASの表紙に初めて掲載した。近年は核戦争の危険性だけでなく、幅広い分野からの脅威を考慮して針の動きを決定している。



    (CNN.co.jp 1月11日(水)より引用)


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    皆様、焼酎も楽しんでお飲みくださいね^^!


    森伊蔵



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    続く to be continue
      

  • Posted by Ninja T at 15:33Comments(0)原発問題

    2011年12月18日

    ★再生エネ、原発上回る=総発電量の2割に―ドイツ★


    風力発電







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    ★再生エネ、原発上回る=総発電量の2割に―ドイツ★


    やはりドイツは賢いですね。

    つくづく、そう思います。

    ゴミ問題にしろ、向こう100年は大丈夫な対策を取っています。

    車をとっても、世界一、安全な車を作り出し。

    日本も原発で失敗してるのだから、少しは見習ったら如何かな。

    こちらよりどうぞ ----->http://tinyurl.com/7366zvy



    皆様、焼酎も楽しんでお飲みくださいね^^!

    続く to be continue




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  • Posted by Ninja T at 17:47Comments(0)原発問題

    2011年11月18日

    ★ホンネを言えなくなった飯舘村の“移住希望”村民★










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    ★「まず除染」大合唱の陰でホンネを言えなくなった飯舘村の“移住希望”村民!★

    11月11日(金)の記事からです。

    こちらからどうぞ -----> http://tinyurl.com/82m85c7

    実際、この記事を見ると本当に考えさせえられます。

    個人的には除染は限りなく無駄に近いし、今後のことを考えると新しい土地で再スタートした方が絶対に良いと思います。

    大体、除染したらそれの保管先の問題も出てくるし、故郷がなくなるのは確かに可愛そうですが、二人で一億円も貰えれば、よその土地で生活出来るし、希望も持てるというものです。

    そう考えると政府は何をやってるんだと言いたくなりますね。

    税金で支払うのならまだ其の方が経済的だと思いますが、そう考えるのは私だけでしょうか?


    皆様、焼酎も楽しんでお飲みくださいね^^!

    続く to be continue




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  • Posted by Ninja T at 17:20Comments(0)原発問題

    2011年10月11日

    ★放射能の広がり 詳細地図に★線量高い地域 ひと目で★

    ★米国政府は福島発電所の放射能漏れの状況を把握するため、普段は北朝鮮の核爆弾の開発を監視しているドローン(無人飛行機)、「グローバル・ホーク」を日本政府の要請に従って福島発電所上空に飛ばした。


    絶対に押さないでくださいね!!


    やっぱり押したくなるかア^^!

    ★線量高い地域 ひと目で★

    ★こちらよりどうぞ ーーーーーー>http://tinyurl.com/3crkjv7


    画像の拡大 福島第一原発から漏れた放射能の広がりを示す詳細な地図を群馬大教育学部の早川由紀夫教授(火山学)が作製している。

     今年4月から始め、7月26日には最新版が公開された。周囲より放射線量の高い「ホットスポット」と呼ばれる地域もひと目でわかる。生活上の自衛策を考える上でも役に立ちそうだ。

     早川さんによると、地図は国や地方自治体が測定し公表した約2万5000地点の放射線量データを一般の人が収集してインターネット上に公開したものなどを参考に作製した。

     一番外側の線は、毎時0・25マイクロ・シーベルト。単純に1年間の値に換算すると、年2・2ミリ・シーベルト(1ミリ・シーベルトは1000マイクロ・シーベルト)に相当する。東日本の平常時の放射線量は地域によって違うが、毎時0・01~0・1マイクロ・シーベルト。線の外側だから、放射線量が低いというわけではない。

     一般的に100ミリ・シーベルトの被曝(ひばく)をすると、将来がんなどで死亡する危険が0・5%高まるとされるが、それ以下の場合の影響ははっきりしていない。国際放射線防護委員会(ICRP)は平常時に受ける自然放射線以外の被曝量を年1ミリ・シーベルト(時間あたりの換算で毎時0・11マイクロ・シーベルト)に抑えることを目安にしている。

     線で囲まれた部分には、那須や日光などの観光地も含まれるが、例えば3日間屋外に居続けると、計0・04~0・07ミリ・シーベルト程度になる。これは、東京~ニューヨーク間を飛行機で往復した時に受ける自然放射線量の5分の1から3分の1ほどだ。

     観測値は、主に6~7月のもの。現在、放射線の原因になっているのは、半減期の長い放射性セシウムなので、数か月程度では数値はほとんど変わらない。ただ、雨で洗い流されたり、自主的に除染を行ったりすれば、局地的には放射線量は低くなる。地図には、こうした影響のない高めの数値を採用したという。

     地図を見ると、福島第一原発からは、3方向に放射線の強い地域が分布している。

     この地図と、事故以降の各地の放射線量の変化、風向き、天候を突き合わせると、現在の放射線量の大半は3月12日から23日までの約2週間に原発から出た放射性物質による可能性が高いという。

     まず、3月12日。原発から漏れた放射性物質は、風に乗って北へ流れ、午後9時に福島県南相馬市を通過、その後、岩手県一関市の方へ向かった。

     3月15日未明にも放射性物質が放出され、今度は南へ向った。同日午前4時に福島県いわき市を通過、午前9時半には東京に達した。風は茨城県内で枝分かれし、一部は群馬県の方へ向かった。群馬県の西側では、当時雨が降っていて、放射線量が高い地域ができた。

     福島県飯舘村が深刻な影響に見舞われたのは同じ3月15日の午後6時。夕方から、原発周辺での風向きが変わり、北西へ向かった。風は途中で向きを変え、放射性物質は福島市、郡山市から栃木県に侵入。那須、日光に到達した。

     千葉県北西部に影響が出たのは、3月21~23日。首都圏では15日も放射性物質が通過したが、一過性ですぐに放射線量は下がった。だが、21~23日は南からの湿った風とぶつかって雨が降り、放射性物質は地上に落下。この地域の放射線量はその後、あまり下がらなかった。

     いろいろな高度の風向きも調べた早川さんは、「放射性物質は地上数十メートルの風に乗り、地表をなめるように移動した」とみる。各地の放射線量が上がった日時は、原発で爆発が起きた日時とは一致しないという。

     「地図にすることで、どの地域にどの程度の汚染が発生したかを把握できる」と早川さん。放射線量の高い地域の農産物検査や除染を重点的に行うことにも活用できる。



    こちらより移植(http://tinyurl.com/3j4mdus

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  • Posted by Ninja T at 17:00Comments(0)原発問題

    2011年08月16日

    ★高速炉もんじゅ落下装置引き上げに工学的無理★

    絶対に押さないでくださいね!!


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    福島第一原発事故の影響もあって福井県敦賀市にある高速増殖原型炉「もんじゅ」の運転も廃炉も出来ない惨状に関心が集まっています。そして、重量3.3トンもあり落下したままになっている炉内中継装置の再引き上げが来週にも実施されそうですが、昨秋の失敗に続いて今回も不可能ではないかとの工学的疑問を投げかけておきます。これで失敗したら東の福島に西の福井と、長年にわたり尾を引く原子力の厄介者を東西に抱え込む事態になります。

     昨年の引き上げ失敗は、落下の衝撃で筒状の炉内中継装置が曲がってしまい、原子炉上蓋の穴から抜けなくなって起きました。この穴は燃料出入孔スリーブと呼ばれる外径640ミリ、内径465ミリの筒状部品です。今回の引き上げではこのスリーブごと蓋から外してしまう大がかりな方法が考案されました。原子炉内部には200度以上の危険な高温液体ナトリウム、それを空気から遮断するアルゴンガスがあるために、安全に引き上げるための工夫が色々と凝らされているようですが、日本原子力研究開発機構は肝心な点を忘れています。

     20年前にこの原子炉を造った際には高温液体ナトリウムはまだ入っておらず、室温の環境で建設が進みました。200度もの高温が存在すると鋼材は無視できない膨張をします。最近になって炉内中継装置の関連資料をネットで見つけ、蓋とスリーブの構造を推定することで定量的な検討が可能になりました。




     上の図は「図12.2-2強度評価部位」を加工したものです。固定プラグと呼ぶ原子炉上蓋にスリーブが組み込まれ、その中に炉内中継装置がはまっています。装置がスリーブにぶつかった際の衝撃を評価する図で、赤く塗られた鋼材骨格の太さと熱伝導性の良さを考えると、赤い部分はほぼ室温に近いと考えます。その下にスリーブの中間段差があり、蓋側の内部には断熱材と思われる層が幾重にも重なっています。スリーブは上部と下部に空洞を持つようです。

     話の見通しを良くするために簡単なモデルを考えます。スリーブは段差がない直径500ミリ、建設時の蓋側の穴は片側0.1ミリのすき間があるとして500.2ミリ、中間段差部は最上部の室温より50度プラス、最下部の原子炉側は室温プラス200度とすれば、スリーブと蓋の穴の直径は鋼材の膨張を考えると現在、以下のようになっています。

               温度  スリーブ直径  蓋の穴直径
       スリーブ頂部  室温   (500.0ミリ) (500.2ミリ)
        中間段差部  +50度  500.3ミリ  500.5ミリ
          最下部  +200度  501.2ミリ  501.4ミリ
     スリーブ最下部を引き上げていけば、中間段差部に到達する以前に蓋の穴より直径が大きくなって抜けなくなります。もしスリーブだけ抜いていくのなら時間を掛けて温度が周囲の穴の温度まで下がるのを待つ手があります。しかし、スリーブは炉内中継装置を抱いていて、装置の下部は液体ナトリウムに浸かっていますから200度以上の高温は絶えず伝わってきます。スリーブと蓋の穴の間に最初からコンマ何ミリものすき間があれば抜けますが、アルゴンガスを封じ込める機能を考えれば、すき間はずっと小さく造られた可能性が高いとみるべきでしょう。機構側には建設時のすき間データが残っているはずですし、蓋の穴について裏側構造や熱容量のデータなども検討すべきですが、公開されていません。

    こちらより移植(http://tinyurl.com/3jjqvsx

    皆様、焼酎も楽しんでお飲みくださいね^^!

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  • Posted by Ninja T at 18:36Comments(0)原発問題

    2011年08月15日

    ★やっぱり原子炉は要らない!★死亡宣告★

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    ★高速炉もんじゅに出た『生殺し』死亡宣告★



    2010.10.17 Sunday科学・技術
     福井県にある高速増殖原型炉もんじゅで原子炉内に落下してしまった炉内中継装置(直径46cm、長さ12m、重さ3.3トン)を引き抜く作業が13日、失敗に終わりました。毎日新聞が「もんじゅ:誤落下、中継装置抜けず 運転休止長期化も」と伝えましたが、技術的常識に従えば本格運転も廃炉措置も出来ない袋小路に追い込まれたと言えます。『生殺し』死亡宣告が出されたのです。

     炉内中継装置は「2本の筒を8本のピンで上下に接合した構造で、下から約5メートルの部分に接合部がある。この接合部あたりで抜けなくなっている」「引き上げ作業では、設計上の限界4・8トンまで引く力を段階的にかけて24回試したが、抜けなかった。もんじゅは構造上、装置を引き抜かなければ原子炉の運転ができない。現状では接合部が原子炉容器内部にあり、アルゴンガスやナトリウムで覆われているため、目視で調べることができない」

     10月1日に日本原子力研究開発機構から出された中間報告で「落下による影響はない」としたばかりでした。15日に開かれた県原子力環境安全管理協議会で、「委員の『炉内の傷の有無はどう確認するのか』との質問に、もんじゅの向和夫所長は『物理的に装置は真っすぐ落ちており、炉内や燃料にぶつからない』と強調した」(「もんじゅ、国の管理不備指摘 県安管協、炉内装置落下で」=福井新聞)のですが、落下した装置側に変形がある以上、ぶつかった先の炉内が無傷と考えるのは工学的に非常識です。

     読売新聞が「もんじゅ炉内装置落下 長期化恐れ/原因究明を 福井大・竹田所長に聞く」で今後の対処法を聞いています。「最終的には原子炉容器の上ぶたを外さないと、装置を取り出せないかも。しかし、冷却材用のナトリウムが空気と反応して燃えないよう、容器内にはアルゴンガスを満たしており、簡単にはふたを外せない。装置を壊して取り出すなどの方法を考えた方がいい」

     「装置を壊して取り出す」とまで言い出す点に、専門家がいかに困惑しているのかが現れています。原子炉容器の上蓋を外すにも、この炉内中継装置が健全である必要があります。なぜなら上蓋を外すとアルゴンガスが抜けて空気と触れた液体ナトリウムが激しく反応して燃え出しますから、まずナトリウムを抜いて置かねばなりません。冷却材のナトリウムを抜く前には、炉心から燃料棒を全て引き抜く必要があり、燃料棒を炉外に出す装置がこの炉内中継装置なのです。第215回「もんじゅの炉心用装置落下、死んだも同然に」に引用した図「原子炉内での燃料交換と移送」をご覧ください。燃料移送の要の位置にあります。

     では原子炉容器の上蓋を開けるのを避けて、装置を壊せるのかです。下の図は原子力機構が公表しているもので、厚さが3.695メートルもある上蓋の穴に炉内中継装置がはまっています。



     直径46cmのパイプ状ですから、内部に何らかの切断機械を押し込んで壊すだけなら可能でしょう。しかし、パイプの下は原子炉内ですから、大きな破片はもちろん小さな切削片すら落とすことは許されません。不透明なナトリウム液中で回収は不可能で、本格運転した際に物理的な損傷や炉心中性子分布の異常を引き起こします。滅茶苦茶に厳しい条件で、現状では壊して引き上げる方法を知りません。ロボット装置のようなものを研究開発すれば何年もかかるでしょうし、出来ない可能性が高いと思います。

     運転も廃炉も出来ない『生殺し』を避けるわずかなチャンスが残っています。健全でないと判っている炉内中継装置、その下の炉内にも何かの異常があることに目をつぶって燃料棒を炉外搬出するのに使ってしまうのです。もし全て搬出できればナトリウムを抜いて作業が出来ます。しかし、燃料搬出の途中で止まりでもしたら、旧ソ連チェルノブイリ原発のような『永遠のお荷物』が出現します。



    こちらより移植(http://tinyurl.com/3ru2g9m

    皆様、焼酎も楽しんでお飲みくださいね^^!

    続く to be continue

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  • Posted by Ninja T at 15:40Comments(0)原発問題

    2011年06月24日

    ★原宿でもこんなに線量が、、、。★ 原宿の放射線測定★

    すでに3ヶ月半が経過いたしましたが、東日本巨大地震と津波による大災害に際しまして、岩手県、宮城県、福島県の3県をはじめ、全国で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
    また、被災で亡くなられた方のご遺族の皆様に、衷心よりお悔やみを申し上げます。

    ★米国政府は福島発電所の放射能漏れの状況を把握するため、普段は北朝鮮の核爆弾の開発を監視しているドローン(無人飛行機)、「グローバル・ホーク」を日本政府の要請に従って福島発電所上空に飛ばした。


    絶対に押さないでくださいね!!


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    ★6月21日RADEX1008 原宿の放射線測定★

    原宿近辺を簡単に測定していましたが、

    放射線量は高く年間の許容範囲を

    大きく上回る値の結果でした。



    この測定データから鑑みて、東京都心でも

    外出時はマスク着用が必要と考えます。

    備えあれば憂いなしです。





    以下は武田邦彦教授ブログから転載

    1) 1年間1.5ミリシーベルトの「自然放射線被曝」は、その3分の2が内部被曝で、空間線量からの外部被曝は約3分の1だから、0.5ミリシーベルト。


    2) 1年間1ミリシーベルトの法律で定められた「我慢できる限度」は内部被曝を含んでいるから、放射性物質が含まれる野菜、魚などが出回っている状態では、内部被曝を2分の1にするのが適当。


    つまり、東京都が測った空間線量に相当する「被曝限度量」は、自然放射線からが0.5ミリ、人工放射線が0.5ミリですから、合計1.0ミリシーベルトです。


    これを8750時間で割ると、1時間0.11マイクロシーベルトです。


    東京との測定の内、1時間に0.11マイクロシーベルト以上の地域は法律的に違法状態にあり、子供の健康に障害を及ぼす可能性がある。


    こちらより移植(http://tinyurl.com/6jaf79v

    皆様、焼酎も楽しんでお飲みくださいね^^!

    続く to be continue

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  • Posted by Ninja T at 17:17Comments(0)原発問題

    2011年05月26日

    ★原発即時停止★放射能は整水器で除去できるか?★人災★

    すでに2ヶ月半が経過いたしましたが、東日本巨大地震と津波による大災害に際しまして、岩手県、宮城県、福島県の3県をはじめ、全国で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
    また、被災で亡くなられた方のご遺族の皆様に、衷心よりお悔やみを申し上げます。

    米デジタルグローブ提供による東京電力福島第一原子力発電所の衛星写真より〔AFPBB News〕


    ★放射能は整水器で除去できるか★

    まず、はっきりいっておきます。整水器の効能に放射性物質の除去機能はうたっていません。それは、管理医療機器に登録しているので、登録していない効能はうたうことはできないことになっています。だから、メーカーに正式に質問すると「できません」としか答えてくれません。それでは本当に除去できないのでしょうか。原理的には、アルカリイオン水生成器、浄水器も同じなのですが、電界還元水整水器の性能で検証してみます。
     答えは「できます」です。いつもの様に私の個人的な意見として聞いてください。但し、浄水器協会の事務局長の話、浄水器フィルターの性能、放射性物質の物性を分析した結果で説明します。整水器で放射性物質を除去できる仕組みをなるべく具体的に説明します。放射能がご心配な方は、是非活用してみてください。
     まず、最初に放射能と放射線について説明します。今問題となっているのは、ヨウ素131とセシウム137といった放射性物質です。放射性物質は、核崩壊を起こして放射線を発します。例えば、ヨウ素131は、半減期8.1日でベータ崩壊をし、ベータ線を発しながらキセノンに変わっていきます。この時に発せられるベータ線が所謂放射線という訳です。
     ここで、はっきりと理解して欲しいのは、放射能、放射性物質と放射線の違いです。放射能というと放射線のことだと勘違いする場合があります。放射能は正しくは放射性物質のこと。つまり、ヨウ素131やセシウム137のことなのです。ところが、「整水器は放射能を除去できますか」と質問すると、どうしても「放射線を除去できますか」という意味を含んでしまうのです。少なくとも、整水器は放射線は除去できません。放射線は、鉄板ですら貫く場合があります。浄水用のフィルターでは到底除去することはできません。しかし、ヨウ素131やセシウム137を除去できるかというと事情は異なってきます。
     ヨウ素131やセシウム137を除去するには、ヨウ素131やセシウム137の粒子サイズを除去できるフィルターかどうかということによります。ヨウ素131やセシウム137の粒子サイズは、0.01μm程度だといいます。また、一般的な中空糸フィルターで0.01μm程度といいますので、大雑把にいうと中空糸フィルターで約50%を除去できるということになります。また、浄水器協会の事務局長の話では、活性炭フィルターでヨウ素131は除去できると説明されていました。
     では、アクアクラスターAC9000ではどうでしょうか。メーカは、JIS S3201で規定した13種類の物質を除去できるとしか説明していません。でも、ここにヒントがありました。この13物質の中にトリハロメタン、残留塩素が入っています。いろいろと調べるとこれらの粒子サイズは、0.0005μm程度ということが分かりました。これから推察すると、アクアクラスターAC9000のフィルターは、0.01μmの粒子をほぼ100%除去できるということになります。これが私の根拠です。
     メーカーが除去できると言わないもう一つの理由は、こうやって放射性物質を除去した後のフィルターの処理の問題もあるといいます。それについては、次回とさせて頂きます。とりあえずの放射性物質が混じった水道水の対策として活用してみてください。
     若し、アクアクラスターAC9000以外の整水器やアルカリイオン水生成器、浄水器などを利用している場合は、次の様に考えてください。活性炭フィルターではヨウ素131は除去可能です。中空糸フィルターでは、ヨウ素131の他にセシウム137もある程度除去できます。





    以上こちらより移植(http://tinyurl.com/3vczo3r


    ★米国政府は福島発電所の放射能漏れの状況を把握するため、普段は北朝鮮の核爆弾の開発を監視しているドローン(無人飛行機)、「グローバル・ホーク」を日本政府の要請に従って福島発電所上空に飛ばした。




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  • Posted by Ninja T at 21:22Comments(0)原発問題

    2011年05月25日

    ★原発即時停止★東電のいい加減さがまた暴露★人災★

    すでに2ヶ月が経過いたしましたが、東日本巨大地震と津波による大災害に際しまして、岩手県、宮城県、福島県の3県をはじめ、全国で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
    また、被災で亡くなられた方のご遺族の皆様に、衷心よりお悔やみを申し上げます。

    ★米国政府は福島発電所の放射能漏れの状況を把握するため、普段は北朝鮮の核爆弾の開発を監視しているドローン(無人飛行機)、「グローバル・ホーク」を日本政府の要請に従って福島発電所上空に飛ばした。


    ★福島第1原発 容器損傷、分析以上か トリプル溶融★
    福島第1原発1号機に続き、2、3号機でも燃料の大半が溶融していることを東京電力が24日認めた。ただし、東電は注水停止後に全燃料が露出した、という最も過酷なケースを想定しても、「大部分の燃料は圧力容器内にとどまっており、圧力容器の損傷は限定的」と説明し、1号機に比べ損傷は軽いとの見方を強調。その原因について松本純一・原子力・立地本部長代理は「2、3号機では津波後に非常用の冷却装置(RCIC)が早期に起動し、原子炉に給水できていたことが大きい」と述べた。

    【東電の会見】2、3号機も大半溶融「容器損傷、限定的」

     ◇炉圧低下、密閉失い 東電は「限定的」強調

     だが、2、3号機では圧力容器や格納容器の圧力がほぼ1気圧になっており、格納容器がある程度健全な1号機より、両容器の密閉性が失われていることが推定される。また、1号機よりも高濃度の放射性物質を含む汚染水がタービン建屋地下に大量に漏れ出すなど、状況は1号機よりも深刻だ。こうした点から、東電の分析とは裏腹に、圧力容器と格納容器は大きく損傷している可能性がある。

     今回東電が示した分析は、原子炉の冷却作業や汚染水の処理など事故の収束作業にどのような影響を与えるのだろうか。

     沢田隆・日本原子力学会副会長は「程度の差はあるとしても、1号機と同様に燃料のかなりの部分が溶融していることは予想がついていた。初期に燃料は溶けてはいても、現在は圧力容器底部で燃料が冷やされていると考えられる。炉心を冷却安定させて、放射性物質の放出を抑えるという工程には、特に問題はないだろう」と話す。

     一方、小出裕章・京都大原子炉実験所助教(原子核工学)は「圧力容器の底に穴が開いていれば、注入した水と一緒に燃料も流れ落ちており、格納容器の損傷もありうる。そうなると水をためられず冠水(水棺)だけでなく循環式冷却も難しくなり、工程表どおりには行かないのではないか。水位の維持と低下で2種類のデータを出してきたということは、東電自身も何が起きているのか不明だという状況だ。政府側からも『収束に向かっている』などの見通しが聞こえてくるが、実際はそうではないことを表している」と話す。【酒造唯、藤野基文、久野華代】




    以上こちらより移植(http://tinyurl.com/3taq5gt

    米デジタルグローブ提供による東京電力福島第一原子力発電所の衛星写真より〔AFPBB News〕

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  • Posted by Ninja T at 17:20Comments(0)原発問題

    2011年05月24日

    ★トラブル続き「もんじゅ」事故で不安高まる★原発即時停止★

    すでに2ヶ月が経過いたしましたが、東日本巨大地震と津波による大災害に際しまして、岩手県、宮城県、福島県の3県をはじめ、全国で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
    また、被災で亡くなられた方のご遺族の皆様に、衷心よりお悔やみを申し上げます。

    米デジタルグローブ提供による東京電力福島第一原子力発電所の衛星写真より〔AFPBB News〕

    ★トラブル続きの「もんじゅ」原発事故で不安高まる★

    日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)をめぐり、同県は16日までに、所管する文部科学省に耐震安全性などの対策強化を申し入れた。もんじゅでは昨年8月、核燃料を交換するための炉内中継装置が原子炉内に落下、今も回収できない状態に陥っている。その最中に東日本大震災による東京電力福島第1原発事故が起きたことで、住民の不安がこれまで以上に高まっている。(渡辺陽子)

     「早急に的確な対応と説明をしてほしい」。福井県の旭信昭副知事は3月23日、文部科学省の清水潔事務次官を訪ね、耐震安全性など対策強化を求める要望書を手渡した。もんじゅと商業炉を合わせて全国最多の14基の原発が集中している同県では、とりわけトラブル続きのもんじゅへの懸念が強い。

     もんじゅは平成7年12月、ナトリウム漏れ事故を起こし、検証や安全対策強化のために14年運転を停止。昨年5月にやっと運転再開にこぎつけたものの直後から放射性物質漏洩(ろうえい)検出器の不具合で誤警報が頻発。公表も遅れて情報公開の姿勢も批判されるなか、同年8月には使用済み核燃料を新しい核燃料に交換するために使う炉内中継装置の落下事故が発生した。

     中継装置は長さ12メートル、直径46センチ、重さ3・3トンの筒状の重量物。炉内の核燃料の交換が終わり、グリッパと呼ばれるつかみ具で引き上げる最中、約2メートルの高さから落下した。グリッパの不具合が原因とみられるが、問題は中継装置の回収が極めて困難なことだ。

     反射鏡などを使った調査では、中継装置の筒状の2つのパーツの接続部が落下の衝撃で変形していることを確認。外側にわずかにせり出すような形でゆがんでおり、原子炉容器の上ぶたのスリーブと呼ばれる部分に引っかかって取り出せない状態になっていた。

     これまで段階的に力を強めながら引き上げる作業を24回繰り返したが、いずれも失敗。復旧作業が長期化している。

     原子力機構は、スリーブごと一体的に抜き取る大掛かりな回収策を講じる方針で、新たなつり具を数カ月かけて製作しているが、冷却材のナトリウムは空気に触れるだけで発火するため、回収には外気を遮断しながらの困難な作業を迫られることになる。

     炉内中継装置を引き抜けなければ核燃料棒も取り外せず装填(そうてん)されたままになるが、原子力機構関係者は「原子炉は機密性の高い構造で守られ、監視システムも確立しており、異常にはすぐに対応できる。万一、福島第1原発のように冷却機能が失われても燃料棒が溶解する可能性は極めて低い」と強調する。

     しかし、もんじゅでは昨年12月以降もナトリウム監視装置が一時的に動作不能になるなどトラブルが続いており、県が原子力機構幹部らを呼び出して厳重注意する事態にもなっている。

     福島第1原発事故を受け緊急安全対策の実施計画を8日、敦賀市に報告した原子力機構の鈴木篤之理事長は「これ以上何か起きたら、住民の理解は得られない。万難を排してできることはなんでもする」と危機感をあらわにした。

     これに対し、福井県原子力平和利用協議会敦賀支部の平山光子・女性部長は「原発の理解を深める勉強会を開いても『いい加減にして』という怒りの声が出る。高い目標があるのなら、もっとしっかり取り組んでもらわないといけない」と指摘する。

     敦賀市原子力安全対策課の本多恒夫課長も「ミスがないよう、安全管理の徹底とリスクマネジメントを再三にわたり注意してきた。福島第1原発事故が起きた今は、たとえ小さなミスも市民感情に影響する。事故にどう対応するか。原子力の信頼回復はそこからだ」としている。

     ■高速増殖炉 プルトニウムとウランの混合燃料を燃やすと同時に、発生した高速の中性子を燃えない「ウラン238」に吸収させ、プルトニウムに変える。使った燃料よりも多くの燃料を取り出せるため、“夢の原子炉”とも言われる。しかし、核分裂時に発生する中性子を減速させないようにするために、冷却材には熱伝導性の高いナトリウムを使用。酸素や水と爆発的に反応するため、高い制御技術が必要とされる。

    以上こちらより移植(http://tinyurl.com/3fo7ke3

    ★米国政府は福島発電所の放射能漏れの状況を把握するため、普段は北朝鮮の核爆弾の開発を監視しているドローン(無人飛行機)、「グローバル・ホーク」を日本政府の要請に従って福島発電所上空に飛ばした。


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  • Posted by Ninja T at 18:56Comments(0)原発問題

    2011年05月23日

    ★菅首相のままで本当にいいのか…★

    すでに2ヶ月が経過いたしましたが、東日本巨大地震と津波による大災害に際しまして、岩手県、宮城県、福島県の3県をはじめ、全国で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
    また、被災で亡くなられた方のご遺族の皆様に、衷心よりお悔やみを申し上げます。


    米デジタルグローブ提供による東京電力福島第一原子力発電所の衛星写真より〔AFPBB News〕

    ★いまだに東京電力福島第1原発は収束の見通しが立っておらず、被災地の復旧・復興も明らかに遅れています。★

    4月24日にこのコラムで「与野党で動き出した『菅首相退陣ー救国政権』」を書きました。確かに与野党内でその動きは起こりましたが、5月の連休後はどうも停滞してしまった感じがあります。野党はもちろん与党の議員の多くが本音では「東日本大震災という国難に対処するには菅首相のままではダメだ」と思っているにもかかわらずです。

    関連記事
    西岡武夫参院議長 国難で菅首相が「最…
    菅首相に突き付けられた三つの「絶縁状」
    記事本文の続き 政治がおかしなことになっているわけですが、その原因は、与野党の政治家が「国難を乗り切るために政治はどうあるべきか」ということより、党利党略や自己保身を優先させているために、「菅首相のままでも仕方ない」という消極的な姿勢になっているからにほかなりません。

     しかし、いまだに東京電力福島第1原発は収束の見通しが立っておらず、被災地の復旧・復興も明らかに遅れています。そして、震災以降のさまざまな経済指標が示しているように、日本経済は大打撃を受けています。これらに菅政権は全くといっていいほど対応できておらず、このままいけば国難は国家的危機となります。

     「菅首相のままで本当にいいんですか?」。改めて与野党の政治家に問いたいと思います。

     まずは与党の民主党です。私の取材によると、民主党のほとんどの議員は本音では「菅首相のままでは本当はよくない」と思っています。しかし、そう発言できない、行動できないでいるのが現状です。

     その背景にあるのは「与党のままでいたい」から始まって、「自分の党から出ている首相に辞めろというのはいかがなものか」、「党内が対立していると見られるのは良くない」、「党が分裂したらどうするのか」という国家、国民より党を優先する思考回路です。
     確かに、首相が「何が何でも辞めない」という場合は、内閣不信任案を可決するしかなく、それによって民主党は分裂するかもしれません。そのことも覚悟しなければならないかもしれませんが、民主党議員の多数が信念通り、菅首相に「退陣」を求めたら、政権は運営できなくなるのですから、さすがの菅首相も自ら辞めざるをえないのではないかと思います。
     民主党はもうすでに平成20年8月の総選挙による政権交代から1年半、国民の期待を裏切り続けてきました。それが東日本大震災という国難にあっても、国民を裏切り続けたなら、次の総選挙で大敗北するだけでなく、民主党への政権交代は日本政治史上最大の失敗として、歴史に刻まれるでしょう。民主党議員のみなさんはそれで本当にいいんですか?
     次に野党第1党の自民党です。私の取材では、自民党議員の大多数も「菅首相のままでは日本は大変なことになる」と考えています。しかし、実際に菅首相を退陣に追い込むという政治行動においては、一枚岩になっていません。
     その原因のひとつは、まず自民党議員の中に「このまま野党でいて菅首相の失政を批判し続ければ、次の総選挙で間違いなく政権与党に返り咲ける」という、これまた国家、国民より党利優先の考え方がかなりあることです。
     政権党として、戦後の日本を築いてきた自民党の誇りはどこにいってしまったのでしょうか。これほど民主党への批判が高まっているのに、自民党の支持率が大きく伸びないのは、そういうふがいなさから、「民主党もダメだが、自民党もダメだ」と国民が感じているからだと思います。
     政治の風向きはいつどうなるか分かりません。「野党のままで批判していた方がいい」などという考え方では、次の総選挙で自民党が勝てるかどうか、仮に勝ったとしてもまともな政権運営はできないでしょう。
     もちろん、野党の自民党が菅首相を退陣に追い込むには、内閣不信任案を提出するしかありません。しかし、それについても自民党の腰は定まっていません。谷垣禎一総裁は17日の党役員会で、菅首相が平成23年度第2次補正予算案を提出せずに今国会を閉じた場合は、内閣不信任案を提出する考えを示しました。
     内閣不信任案の提出に条件を付けるところに、谷垣氏の優柔不断さがあります。「菅首相は退陣すべきだ」と本気で考えているなら、そんな条件はいらないはずです。確かに自民党内には、内閣不信任案の提出をめぐって「民主党から可決に必要な同調者が出るかどうか見極めなければいけない」という意見があります。
     しかし、そんな民主党内情勢頼みの姿勢はいかがなものでしょうか。まず自民党自身が国会の質問で菅首相を追いつめ、内閣不信任案を可決に持ち込もうと積極的に行動しなければ、民主党からの同調者だって期待できません。
     もうひとつ、自民党が内閣不信任案提出に及び腰である理由は、「仮に民主党から同調者が出て内閣不信任案が可決されたとしても、その勢力と組んで政権を運営できるのか」という不安です。はっきりいえば、民主党からの同調が予想される小沢一郎元代表を中心とするグループとは「一緒に政権を組みたくない」ということです。
     「小沢氏に振り回されるのではないか」、「小沢氏が自民党内に手を突っ込んでくるのではないか」などという懸念があるわけですが、これも自民党の自信のなさの表れです。自民党がしっかりまとまって、逆に小沢氏を振り回すぐらいの気概がなければ、政権はとれないのではないでしょうか。
     こうした情勢から、与野党議員の多くが本音では「菅首相のままではダメだ」と思っているにもかかわらず、「菅首相を辞めさせられない」という状況が続いています。
     平時ならいざ知らず、今は戦後最大の国難です。そのときに政治家が国家、国民のことを考えて行動できなかった結果として、菅政権が惰性で続いてしまって、本当にいいんですか?
     今回の震災対応はその重大さを考えれば、与野党の国会議員がどう発言し、行動したのかは、かならず後世から問われることになります。現在の自分の行動は歴史の評価に耐えられるものですか? 与野党の国会議員は真剣に考え行動してほしいと思います。その意識もないとしたら論外ですが。


    以上こちらより移植(http://tinyurl.com/4xbpzuu

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  • Posted by Ninja T at 16:13Comments(0)原発問題

    2011年05月20日

    ★菅総理何ということだろう!★全国の原発即時停止!★

    すでに2ヶ月が経過いたしましたが、東日本巨大地震と津波による大災害に際しまして、岩手県、宮城県、福島県の3県をはじめ、全国で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
    また、被災で亡くなられた方のご遺族の皆様に、衷心よりお悔やみを申し上げます。

    米デジタルグローブ提供による東京電力福島第一原子力発電所の衛星写真より〔AFPBB News〕

    ★菅首相視察前、官邸に予測図=放射性物質の流れ確認?★

    東京電力福島第1原発事故の発生直後の3月12日未明、放射性物質が原発の海側に向かうことを示す「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI)の予測図が首相官邸に届けられていたことが19日、分かった。民主党の川内博史衆院科学技術特別委員長や政府関係者が明らかにした。
     川内氏らによると、予測図は3月12日午前1時12分、経済産業省原子力安全・保安院からファクスで送信された。第1原発1号機で格納容器の蒸気を外部に放出する「ベント」を行った場合、同3時から同6時までの間、放射性物質が全て海に向かうことを示す内容だった。
     3月12日朝に首相は第1原発を視察。SPEEDIの予測図は住民には長く公表されなかったものの、首相の視察前に放射性物質の流れを知るため利用されたのではないかとの疑念の声もある。川内氏は「首相はSPEEDIを自分のために使い、住民のためには使わなかったのではないか」と話している。


    ★米国政府は福島発電所の放射能漏れの状況を把握するため、普段は北朝鮮の核爆弾の開発を監視しているドローン(無人飛行機)、「グローバル・ホーク」を日本政府の要請に従って福島発電所上空に飛ばした。


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  • Posted by Ninja T at 13:19Comments(0)原発問題

    2011年05月16日

    ★原発は即時停止★総集編★原発がどんなものか知ってほしい★

    すでに2ヶ月が経過いたしましたが、東日本巨大地震と津波による大災害に際しまして、岩手県、宮城県、福島県の3県をはじめ、全国で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
    また、被災で亡くなられた方のご遺族の皆様に、衷心よりお悔やみを申し上げます。

    米デジタルグローブ提供による東京電力福島第一原子力発電所の衛星写真より〔AFPBB News〕

    ★総集編★
    私は原発反対運動家ではありません。
     二十年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。

     はじめて聞かれる話も多いと思います。どうか、最後まで読んで、それから、原発をどうしたらいいか、みなさんで考えられたらいいと思います。原発について、設計の話をする人はたくさんいますが、私のように施工、造る話をする人がいないのです。しかし、現場を知らないと、原発の本当のことは分かりません。

     私はプラント、大きな化学製造工場などの配管が専門です。二○代の終わりごろに、日本に原発を造るというのでスカウトされて、原発に行きました。一作業負だったら、何十年いても分かりませんが、現場監督として長く働きましたから、原発の中のことはほとんど知っています。

    「安全」は机上の話
     去年(一九九五年)の一月一七日に阪神大震災が起きて、国民の中から「地震で原発が壊れたりしないか」という不安の声が高くなりました。原発は地震で本当に大丈夫か、と。しかし、決して大丈夫ではありません。国や電力会社は、耐震設計を考え、固い岩盤の上に建設されているので安全だと強調していますが、これは机上の話です。

     この地震の次の日、私は神戸に行ってみて、余りにも原発との共通点の多さに、改めて考えさせられました。まさか、新幹線の線路が落下したり、高速道路が横倒しになるとは、それまで国民のだれ1人考えてもみなかったと思います。

     世間一般に、原発や新幹線、高速道路などは官庁検査によって、きびしい検査が行われていると思われています。しかし、新幹線の橋脚部のコンクリートの中には型枠の木片が入っていたし、高速道路の支柱の鉄骨の溶接は溶け込み不良でした。一見、溶接がされているように見えていても、溶接そのものがなされていなくて、溶接部が全部はずれてしまっていました。

     なぜ、このような事が起きてしまったのでしょうか。その根本は、余りにも机上の設計ばかりに重点を置いていて、現場の施工、管理を怠ったためです。それが直接の原因ではなくても、このような事故が起きてしまうのです。

    素人が造る原発
     原発でも、原子炉の中に針金が入っていたり、配管の中に道具や工具を入れたまま配管をつないでしまったり、いわゆる人が間違える事故、ヒューマンエラーがあまりにも多すぎます。それは現場にブロの職人が少なく、いくら設計が立派でも、設計通りには造られていないからです。机上の設計の議論は、最高の技量を持った職人が施工することが絶対条件です。しかし、原発を造る人がどんな技量を持った人であるのか、現場がどうなっているのかという議論は1度もされたことがありません。

     原発にしろ、建設現場にしろ、作業者から検査官まで総素人によって造られているのが現実ですから、原発や新幹線、高速道路がいつ大事故を起こしても、不思議ではないのです。

     日本の原発の設計も優秀で、二重、三重に多重防護されていて、どこかで故障が起きるとちゃんと止まるようになっています。しかし、これは設計の段階までです。施工、造る段階でおかしくなってしまっているのです。

     仮に、自分の家を建てる時に、立派な一級建築士に設計をしてもらっても、大工や左官屋の腕が悪かったら、雨漏りはする、建具は合わなくなったりしますが、残念ながら、これが日本の原発なのです。

     ひとむかし前までは、現場作業には、棒心(ぼうしん)と呼ばれる職人、現場の若い監督以上の経験を積んだ職人が班長として必ずいました。職人は自分の仕事にプライドを持っていて、事故や手抜きは恥だと考えていましたし、事故の恐ろしさもよく知っていました。それが十年くらい前から、現場に職人がいなくなりました。全くの素人を経験不問という形で募集しています。素人の人は事故の怖さを知らない、なにが不正工事やら手抜きかも、全く知らないで作業しています。それが今の原発の実情です。

     例えば、東京電力の福島原発では、針金を原子炉の中に落としたまま運転していて、1歩間違えば、世界中を巻き込むような大事故になっていたところでした。本人は針金を落としたことは知っていたのに、それがどれだけの大事故につながるかの認識は全然なかったのです。そういう意味では老朽化した原発も危ないのですが、新しい原発も素人が造るという意味で危ないのは同じです。

     現場に職人が少なくなってから、素人でも造れるように、工事がマニュアル化されるようになりました。マニュアル化というのは図面を見て作るのではなく、工場である程度組み立てた物を持ってきて、現場で1番と1番、2番と2番というように、ただ積木を積み重ねるようにして合わせていくんです。そうすると、今、自分が何をしているのか、どれほど重要なことをしているのか、全く分からないままに造っていくことになるのです。こういうことも、事故や故障がひんぱんに起こるようになった原因のひとつです。

     また、原発には放射能の被曝の問題があって後継者を育てることが出来ない職場なのです。原発の作業現場は暗くて暑いし、防護マスクも付けていて、互いに話をすることも出来ないような所ですから、身振り手振りなんです。これではちゃんとした技術を教えることができません。それに、いわゆる腕のいい人ほど、年問の許容線量を先に使ってしまって、中に入れなくなります。だから、よけいに素人でもいいということになってしまうんです。

     また、例えば、溶接の職人ですと、目がやられます。30歳すぎたらもうだめで、細かい仕事が出来なくなります。そうすると、細かい仕事が多い石油プラントなどでは使いものになりませんから、だったら、まあ、日当が安くても、原発の方にでも行こうかなあということになります。

     皆さんは何か勘違いしていて、原発というのはとても技術的に高度なものだと思い込んでいるかも知れないけれど、そんな高級なものではないのです。

     ですから、素人が造る原発ということで、原発はこれから先、本当にどうしようもなくなってきます。

    名ばかりの検査・検査官
     原発を造る職人がいなくなっても、検査をきっちりやればいいという人がいます。しかし、その検査体制が問題なのです。出来上がったものを見るのが日本の検査ですから、それではダメなのです。検査は施工の過程を見ることが重要なのです。

     検査官が溶接なら溶接を、「そうではない。よく見ていなさい。このようにするんだ」と自分でやって見せる技量がないと本当の検査にはなりません。そういう技量の無い検査官にまともな検査が出来るわけがないのです。メーカーや施主の説明を聞き、書類さえ整っていれば合格とする、これが今の官庁検査の実態です。

     原発の事故があまりにもひんぱんに起き出したころに、運転管理専門官を各原発に置くことが閣議で決まりました。原発の新設や定検(定期検査)のあとの運転の許可を出す役人です。私もその役人が素人だとは知っていましたが、ここまでひどいとは知らなかったです。

     というのは、水戸で講演をしていた時、会場から「実は恥ずかしいんですが、まるっきり素人です」と、科技庁(科学技術庁)の者だとはっきり名乗って発言した人がいました。その人は「自分たちの職場の職員は、被曝するから絶対に現場に出さなかった。折から行政改革で農水省の役人が余っているというので、昨日まで養蚕の指導をしていた人やハマチ養殖の指導をしていた人を、次の日には専門検査官として赴任させた。そういう何にも知らない人が原発の専門検査官として運転許可を出した。美浜原発にいた専門官は三か月前までは、お米の検査をしていた人だった」と、その人たちの実名を挙げて話してくれました。このようにまったくの素人が出す原発の運転許可を信用できますか。

     東京電力の福島原発で、緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動した大事故が起きたとき、読売新聞が「現地専門官カヤの外」と報道していましたが、その人は、自分の担当している原発で大事故が起きたことを、次の日の新聞で知ったのです。なぜ、専門官が何も知らなかったのか。それは、電力会社の人は専門官がまったくの素人であることを知っていますから、火事場のような騒ぎの中で、子どもに教えるように、いちいち説明する時間がなかったので、その人を現場にも入れないで放って置いたのです。だから何も知らなかったのです。

     そんないい加減な人の下に原子力検査協会の人がいます。この人がどんな人かというと、この協会は通産省を定年退職した人の天下り先ですから、全然畑違いの人です。この人が原発の工事のあらゆる検査の権限を持っていて、この人の0Kが出ないと仕事が進まないのですが、検査のことはなにも知りません。ですから、検査と言ってもただ見に行くだけです。けれども大変な権限を持っています。この協会の下に電力会社があり、その下に原子炉メーカーの日立・東芝・三菱の三社があります。私は日立にいましたが、このメーカーの下に工事会社があるんです。つまり、メーカーから上も素人、その下の工事会社もほとんど素人ということになります。だから、原発の事故のことも電力会社ではなく、メー力-でないと、詳しいことは分からないのです。

     私は現役のころも、辞めてからも、ずっと言っていますが、天下りや特殊法人ではなく、本当の第三者的な機関、通産省は原発を推進しているところですから、そういう所と全く関係のない機関を作って、その機関が検査をする。そして、検査官は配管のことなど経験を積んだ人、現場のたたき上げの職人が検査と指導を行えば、溶接の不具合や手抜き工事も見抜けるからと、一生懸命に言ってきましたが、いまだに何も変わっていません。このように、日本の原発行政は、余りにも無責任でお粗末なものなんです。

    いいかげんな原発の耐震設計
     阪神大震災後に、慌ただしく日本中の原発の耐震設計を見直して、その結果を九月に発表しましたが、「どの原発も、どんな地震が起きても大丈夫」というあきれたものでした。私が関わった限り、初めのころの原発では、地震のことなど真面目に考えていなかったのです。それを新しいのも古いのも一緒くたにして、大丈夫だなんて、とんでもないことです。1993年に、女川原発の一号機が震度4くらいの地震で出力が急上昇して、自動停止したことがありましたが、この事故は大変な事故でした。なぜ大変だったかというと、この原発では、1984年に震度5で止まるような工事をしているのですが、それが震度5ではないのに止まったんです。わかりやすく言うと、高速道路を運転中、ブレーキを踏まないのに、突然、急ブレーキがかかって止まったと同じことなんです。これは、東北電力が言うように、止まったからよかった、というような簡単なことではありません。5で止まるように設計されているものが4で止まったということは、5では止まらない可能性もあるということなんです。つまり、いろんなことが設計通りにいかないということの現れなんです。

     こういう地震で異常な止まり方をした原発は、1987年に福島原発でも起きていますが、同じ型の原発が全国で10もあります。これは地震と原発のことを考えるとき、非常に恐ろしいことではないでしょうか。

    定期点検工事も素人が
     原発は1年くらい運転すると、必ず止めて検査をすることになっていて、定期検査、定検といっています。原子炉には70気圧とか、150気圧とかいうものすごい圧力がかけられていて、配管の中には水が、水といっても300℃もある熱湯ですが、水や水蒸気がすごい勢いで通っていますから、配管の厚さが半分くらいに薄くなってしまう所もあるのです。そういう配管とかバルブとかを、定検でどうしても取り替えなくてはならないのですが、この作業に必ず被曝が伴うわけです。

     原発は一回動かすと、中は放射能、放射線でいっぱいになりますから、その中で人間が放射線を浴びながら働いているのです。そういう現場へ行くのには、自分の服を全部脱いで、防護服に着替えて入ります。防護服というと、放射能から体を守る服のように聞こえますが、そうではないんですよ。放射線の量を計るアラームメーターは防護服の中のチョッキに付けているんですから。つまり、防護服は放射能を外に持ち出さないための単なる作業着です。作業している人を放射能から守るものではないのです。だから、作業が終わって外に出る時には、パンツー枚になって、被曝していないかどうか検査をするんです。体の表面に放射能がついている、いわゆる外部被曝ですと、シャワーで洗うと大体流せますから、放射能がゼロになるまで徹底的に洗ってから、やっと出られます。

     また、安全靴といって、備付けの靴に履き替えますが、この靴もサイズが自分の足にきちっと合うものはありませんから、大事な働く足元がちゃんと定まりません。それに放射能を吸わないように全面マスクを付けたりします。そういうかっこうで現場に入り、放射能の心配をしながら働くわけですから、実際、原発の中ではいい仕事は絶対に出来ません。普通の職場とはまったく違うのです。

     そういう仕事をする人が95%以上まるっきりの素人です。お百姓や漁師の人が自分の仕事が暇な冬場などにやります。言葉は悪いのですが、いわゆる出稼ぎの人です。そういう経験のない人が、怖さを全く知らないで作業をするわけです。

     例えば、ボルトをネジで締める作業をするとき、「対角線に締めなさい、締めないと漏れるよ」と教えますが、作業する現場は放射線管理区域ですから、放射能がいっぱいあって最悪な所です。作業現場に入る時はアラームメーターをつけて入りますが、現場は場所によって放射線の量が違いますから、作業の出来る時間が違います。分刻みです。

     現場に入る前にその日の作業と時間、時間というのは、その日に浴びてよい放射能の量で時間が決まるわけですが、その現場が20分間作業ができる所だとすると、20分経つとアラ-ムメーターが鳴るようにしてある。だから、「アラームメーターが鳴ったら現場から出なさいよ」と指示します。でも現場には時計がありません。時計を持って入ると、時計が放射能で汚染されますから腹時計です。そうやって、現場に行きます。

     そこでは、ボルトをネジで締めながら、もう10分は過ぎたかな、15分は過ぎたかなと、頭はそっちの方にばかり行きます。アラームメーターが鳴るのが怖いですから。アラームメーターというのはビーッととんでもない音がしますので、初めての人はその音が鳴ると、顔から血の気が引くくらい怖いものです。これは経験した者でないと分かりません。ビーッと鳴ると、レントゲンなら何十枚もいっぺんに写したくらいの放射線の量に当たります。ですからネジを対角線に締めなさいと言っても、言われた通りには出来なくて、ただ締めればいいと、どうしてもいい加滅になってしまうのです。すると、どうなりますか。

    放射能垂れ流しの海
     冬に定検工事をすることが多いのですが、定検が終わると、海に放射能を含んだ水が何十トンも流れてしまうのです。はっきり言って、今、日本列島で取れる魚で、安心して食べられる魚はほとんどありません。日本の海が放射能で汚染されてしまっているのです。

     海に放射能で汚れた水をたれ流すのは、定検の時だけではありません。原発はすごい熱を出すので、日本では海水で冷やして、その水を海に捨てていますが、これが放射能を含んだ温排水で、一分間に何十トンにもなります。

     原発の事故があっても、県などがあわてて安全宣言を出しますし、電力会社はそれ以上に隠そうとします。それに、国民もほとんど無関心ですから、日本の海は汚れっぱなしです。

     防護服には放射性物質がいっぱいついていますから、それを最初は水洗いして、全部海に流しています。排水口で放射線の量を計ると、すごい量です。こういう所で魚の養殖をしています。安全な食べ物を求めている人たちは、こういうことも知って、原発にもっと関心をもって欲しいものです。このままでは、放射能に汚染されていないものを選べなくなると思いますよ。

     数年前の石川県の志賀原発の差止め裁判の報告会で、八十歳近い行商をしているおばあさんが、こんな話をしました。「私はいままで原発のことを知らなかった。今日、昆布とわかめをお得意さんに持っていったら、そこの若奥さんに「悪いけどもう買えないよ、今日で終わりね、志賀原発が運転に入ったから」って言われた。原発のことは何も分からないけど、初めて実感として原発のことが分かった。どうしたらいいのか」って途方にくれていました。みなさんの知らないところで、日本の海が放射能で汚染され続けています。

    内部被爆が一番怖い
     原発の建屋の中は、全部の物が放射性物質に変わってきます。物がすべて放射性物質になって、放射線を出すようになるのです。どんなに厚い鉄でも放射線が突き抜けるからです。体の外から浴びる外部被曝も怖いですが、一番怖いのは内部被曝です。

     ホコリ、どこにでもあるチリとかホコリ。原発の中ではこのホコリが放射能をあびて放射性物質となって飛んでいます。この放射能をおびたホコリが口や鼻から入ると、それが内部被曝になります。原発の作業では片付けや掃除で一番内部被曝をしますが、この体の中から放射線を浴びる内部被曝の方が外部被曝よりもずっと危険なのです。体の中から直接放射線を浴びるわけですから。

     体の中に入った放射能は、通常は、三日くらいで汗や小便と一緒に出てしまいますが、三日なら三日、放射能を体の中に置いたままになります。また、体から出るといっても、人間が勝手に決めた基準ですから、決してゼロにはなりません。これが非常に怖いのです。どんなに微量でも、体の中に蓄積されていきますから。

     原発を見学した人なら分かると思いますが、一般の人が見学できるところは、とてもきれいにしてあって、職員も「きれいでしょう」と自慢そうに言っていますが、それは当たり前なのです。きれいにしておかないと放射能のホコリが飛んで危険ですから。

     私はその内部被曝を百回以上もして、癌になってしまいました。癌の宣告を受けたとき、本当に死ぬのが怖くて怖くてどうしようかと考えました。でも、私の母が何時も言っていたのですが、「死ぬより大きいことはないよ」と。じゃ死ぬ前になにかやろうと。原発のことで、私が知っていることをすべて明るみに出そうと思ったのです。

    普通の職場環境とは全く違う
     放射能というのは蓄積します。いくら徴量でも十年なら十年分が蓄積します。これが怖いのです。日本の放射線管理というのは、年間50ミリシーベルトを守ればいい、それを越えなければいいという姿勢です。

     例えば、定検工事ですと三ケ月くらいかかりますから、それで割ると一日分が出ます。でも、放射線量が高いところですと、一日に五分から七分間しか作業が出来ないところもあります。しかし、それでは全く仕事になりませんから、三日分とか、一週間分をいっぺんに浴びせながら作業をさせるのです。これは絶対にやってはいけない方法ですが、そうやって10分間なり20分間なりの作業ができるのです。そんなことをすると白血病とかガンになると知ってくれていると、まだいいのですが……。電力会社はこういうことを一切教えません。

     稼動中の原発で、機械に付いている大きなネジが一本緩んだことがありました。動いている原発は放射能の量が物凄いですから、その一本のネジを締めるのに働く人三十人を用意しました。一列に並んで、ヨーイドンで七メートルくらい先にあるネジまで走って行きます。行って、一、二、三と数えるくらいで、もうアラームメーターがビーッと鳴る。中には走って行って、ネジを締めるスパナはどこにあるんだ?といったら、もう終わりの人もいる。ネジをたった一山、二山、三山締めるだけで百六十人分、金額で四百万円くらいかかりました。

     なぜ、原発を止めて修理しないのかと疑問に思われるかもしれませんが、原発を一日止めると、何億円もの損になりますから、電力会社は出来るだけ止めないのです。放射能というのは非常に危険なものですが、企業というものは、人の命よりもお金なのです。

    「絶対安全」だと五時間の洗脳教育
     原発など、放射能のある職場で働く人を放射線従事者といいます。日本の放射線従事者は今までに約二七万人ですが、そのほとんどが原発作業者です。今も九万人くらいの人が原発で働いています。その人たちが年一回行われる原発の定検工事などを、毎日、毎日、被曝しながら支えているのです。

     原発で初めて働く作業者に対し、放射線管理教育を約五時間かけて行います。この教育の最大の目的は、不安の解消のためです。原発が危険だとは一切教えません。国の被曝線量で管理しているので、絶対大丈夫なので安心して働きなさい、世間で原発反対の人たちが、放射能でガンや白血病に冒されると言っているが、あれは“マッカナ、オオウソ”である、国が決めたことを守っていれば絶対に大丈夫だと、五時間かけて洗脳します。  

     こういう「原発安全」の洗脳を、電力会社は地域の人にも行っています。有名人を呼んで講演会を開いたり、文化サークルで料理教室をしたり、カラー印刷の立派なチラシを新聞折り込みしたりして。だから、事故があって、ちょっと不安に思ったとしても、そういう安全宣伝にすぐに洗脳されてしまって、「原発がなくなったら、電気がなくなって困る」と思い込むようになるのです。

     私自身が二〇年近く、現場の責任者として、働く人にオウムの麻原以上のマインド・コントロール、「洗脳教育」をやって来ました。何人殺したかわかりません。みなさんから現場で働く人は不安に思っていないのかとよく聞かれますが、放射能の危険や被曝のことは一切知らされていませんから、不安だとは大半の人は思っていません。体の具合が悪くなっても、それが原発のせいだとは全然考えもしないのです。作業者全員が毎日被曝をする。それをいかに本人や外部に知られないように処理するかが責任者の仕事です。本人や外部に被曝の問題が漏れるようでは、現場責任者は失格なのです。これが原発の現場です。

     私はこのような仕事を長くやっていて、毎日がいたたまれない日も多く、夜は酒の力をかり、酒量が日毎に増していきました。そうした自分自身に、問いかけることも多くなっていました。一体なんのために、誰のために、このようなウソの毎日を過ごさねばならないのかと。気がついたら、二〇年の原発労働で、私の体も被曝でぼろぼろになっていました。

    だれが助けるのか
     また、東京電力の福島原発で現場作業員がグラインダーで額(ひたい)を切って、大怪我をしたことがありました。血が吹き出ていて、一刻を争う大怪我でしたから、直ぐに救急車を呼んで運び出しました。ところが、その怪我人は放射能まみれだったのです。でも、電力会社もあわてていたので、防護服を脱がせたり、体を洗ったりする除洗をしなかった。救急隊員にも放射能汚染の知識が全くなかったので、その怪我人は放射能の除洗をしないままに、病院に運ばれてしまったんです。だから、その怪我人を触った救急隊員が汚染される、救急車も汚染される、医者も看護婦さんも、その看護婦さんが触った他の患者さんも汚染される、その患者さんが外へ出て、また汚染が広がるというふうに、町中がパニックになるほどの大変な事態になってしまいました。みんなが大怪我をして出血のひどい人を何とか助けたいと思って必死だっただけで、放射能は全く見えませんから、その人が放射能で汚染されていることなんか、だれも気が付かなかったんですよ。

     一人でもこんなに大変なんです。それが仮に大事故が起きて大勢の住民が放射能で汚染された時、一体どうなるのでしょうか。想像できますか。人ごとではないのです。この国の人、みんなの問題です。

    びっくりした美浜原発細管破断事故!
     皆さんが知らないのか、無関心なのか、日本の原発はびっくりするような大事故を度々起こしています。スリーマイル島とかチェルノブイリに匹敵する大事故です。一九八九年に、東京電力の福島第二原発で再循環ポンプがバラバラになった大事故も、世界で初めての事故でした。

     そして、一九九一年二月に、関西電力の美浜原発で細管が破断した事故は、放射能を直接に大気中や海へ大量に放出した大事故でした。

     チェルノブイリの事故の時には、私はあまり驚かなかったんですよ。原発を造っていて、そういう事故が必ず起こると分かっていましたから。だから、ああ、たまたまチェルノブイリで起きたと、たまたま日本ではなかったと思ったんです。しかし、美浜の事故の時はもうびっくりして、足がガクガクふるえて椅子から立ち上がれない程でした。

     この事故はECCS(緊急炉心冷却装置)を手動で動かして原発を止めたという意味で、重大な事故だったんです。ECCSというのは、原発の安全を守るための最後の砦に当たります。これが効かなかったらお終りです。だから、ECCSを動かした美浜の事故というのは、一億数千万人の人を乗せたバスが高速道路を一〇〇キロのスピードで走っているのに、ブレーキもきかない、サイドブレーキもきかない、崖にぶつけてやっと止めたというような大事故だったんです。

     原子炉の中の放射能を含んだ水が海へ流れ出て、炉が空焚きになる寸前だったのです。日本が誇る多重防護の安全弁が次々と効かなくて、あと〇・七秒でチェルノブイリになるところだった。それも、土曜日だったのですが、たまたまベテランの職員が来ていて、自動停止するはずが停止しなくて、その人がとっさの判断で手動で止めて、世界を巻き込むような大事故に至らなかったのです。日本中の人が、いや世界中の人が本当に運がよかったのですよ。

     この事故は、二ミリくらいの細い配管についている触れ止め金具、何千本もある細管が振動で触れ合わないようにしてある金具が設計通りに入っていなかったのが原因でした。施工ミスです。そのことが二十年近い何回もの定検でも見つからなかったんですから、定検のいい加減さがばれた事故でもあった。入らなければ切って捨てる、合わなければ引っ張るという、設計者がまさかと思うようなことが、現場では当たり前に行われているということが分かった事故でもあったんです。

    もんじゅの大事故
     去年(一九九五年)の十二月八日に、福井県の敦賀にある動燃(動力炉・核燃料開発事業団)のもんじゅでナトリウム漏れの大事故を起こしました。もんじゅの事故はこれが初めてではなく、それまでにも度々事故を起こしていて、私は建設中に六回も呼ばれて行きました。というのは、所長とか監督とか職人とか、元の部下だった人たちがもんじゅの担当もしているので、何か困ったことがあると私を呼ぶんですね。もう会社を辞めていましたが、原発だけは事故が起きたら取り返しがつきませんから、放っては置けないので行くのです。

     ある時、電話がかかって、「配管がどうしても合わないから来てくれ」という。行って見ますと、特別に作った配管も既製品の配管もすべて図面どおり、寸法通りになっている。でも、合わない。どうして合わないのか、いろいろ考えましたが、なかなか分からなかった。一晩考えてようやく分かりました。もんじゅは、日立、東芝、三菱、富士電機などの寄せ集めのメーカーで造ったもので、それぞれの会社の設計基準が違っていたのです。

     図面を引くときに、私が居た日立は〇・五mm切り捨て、東芝と三菱は〇・五mm切上げ、日本原研は〇・五mm切下げなんです。たった〇・五mmですが、百カ所も集まると大変な違いになるのです。だから、数字も線も合っているのに合わなかったのですね。

     これではダメだということで、みんな作り直させました。何しろ国の威信がかかっていますから、お金は掛けるんです。

     どうしてそういうことになるかというと、それぞれのノウ・ハウ、企業秘密ということがあって、全体で話し合いをして、この〇・五mmについて、切り上げるか、切り下げるか、どちらかに統一しようというような話し合いをしていなかったのです。今回のもんじゅの事故の原因となった温度センサーにしても、メーカー同士での話し合いもされていなかったんではないでしょうか。

     どんなプラントの配管にも、あのような温度計がついていますが、私はあんなに長いのは見たことがありません。おそらく施工した時に危ないと分かっていた人がいたはずなんですね。でも、よその会社のことだからほっとけばいい、自分の会社の責任ではないと。

     動燃自体が電力会社からの出向で出来た寄せ集めですが、メーカーも寄せ集めなんです。これでは事故は起こるべくして起こる、事故が起きないほうが不思議なんで、起こって当たり前なんです。

     しかし、こんな重大事故でも、国は「事故」と言いません。美浜原発の大事故の時と同じように「事象があった」と言っていました。私は事故の後、直ぐに福井県の議会から呼ばれて行きました。あそこには十五基も原発がありますが、誘致したのは自民党の議員さんなんですね。だから、私はそういう人に何時も、「事故が起きたらあなた方のせいだよ、反対していた人には責任はないよ」と言ってきました。この度、その議員さんたちに呼ばれたのです。「今回は腹を据えて動燃とケンカする、どうしたらよいか教えてほしい」と相談を受けたのです。

     それで、私がまず最初に言ったことは、「これは事故なんです、事故。事象というような言葉に誤魔化されちゃあだめだよ」と言いました。県議会で動燃が「今回の事象は……」と説明を始めたら、「事故だろ! 事故!」と議員が叫んでいたのが、テレビで写っていましたが、あれも、黙っていたら、軽い「事象」ということにされていたんです。地元の人たちだけではなく、私たちも、向こうの言う「事象」というような軽い言葉に誤魔化されてはいけないんです。

     普通の人にとって、「事故」というのと「事象」というのとでは、とらえ方がまったく違います。この国が事故を事象などと言い換えるような姑息なことをしているので、日本人には原発の事故の危機感がほとんどないのです。

    日本のプルトニウムがフランスの核兵器に?
     もんじゅに使われているプルトニウムは、日本がフランスに再処理を依頼して抽出したものです。再処理というのは、原発で燃やしてしまったウラン燃料の中に出来たプルトニウムを取り出すことですが、プルトニウムはそういうふうに人工的にしか作れないものです。

     そのプルトニウムがもんじゅには約一・四トンも使われています。長崎の原爆は約八キロだったそうですが、一体、もんじゅのプルトニウムでどのくらいの原爆ができますか。それに、どんなに微量でも肺ガンを起こす猛毒物質です。半減期が二万四千年もあるので、永久に放射能を出し続けます。だから、その名前がプルートー、地獄の王という名前からつけられたように、プルトニウムはこの世で一番危険なものといわれるわけですよ。

     しかし、日本のプルトニウムが去年(一九九五年)南太平洋でフランスが行った核実験に使われた可能性が大きいことを知っている人は、余りいません。フランスの再処理工場では、プルトニウムを作るのに核兵器用も原発用も区別がないのです。だから、日本のプルトニウムが、この時の核実験に使われてしまったことはほとんど間違いありません。

     日本がこの核実験に反対をきっちり言えなかったのには、そういう理由があるからです。もし、日本政府が本気でフランスの核実験を止めさせたかったら、簡単だったのです。つまり、再処理の契約を止めればよかったんです。でも、それをしなかった。

     日本とフランスの貿易額で二番目に多いのは、この再処理のお金なんですよ。国民はそんなことも知らないで、いくら「核実験に反対、反対」といっても仕方がないんじゃないでしょうか。それに、唯一の被爆国といいながら、日本のプルトニウムがタヒチの人々を被爆させ、きれいな海を放射能で汚してしまったに違いありません。

     世界中が諦めたのに、日本だけはまだこんなもので電気を作ろうとしているんです。普通の原発で、ウランとプルトニウムを混ぜた燃料(MOX燃料)を燃やす、いわゆるプルサーマルをやろうとしています。しかし、これは非常に危険です。分かりやすくいうと、石油ストーブでガソリンを燃やすようなことなんです。原発の元々の設計がプルトニウムを燃すようになっていません。プルトニウムは核分裂の力がウランとはケタ違いに大きいんです。だから原爆の材料にしているわけですから。

     いくら資源がない国だからといっても、あまりに酷すぎるんじゃないでしょうか。早く原発を止めて、プルトニウムを使うなんてことも止めなければ、あちこちで被曝者が増えていくばかりです。

    日本には途中でやめる勇気がない
     世界では原発の時代は終わりです。原発の先進国のアメリカでは、二月(一九九六年)に二〇一五年までに原発を半分にすると発表しました。それに、プルトニウムの研究も大統領命令で止めています。あんなに怖い物、研究さえ止めました。

     もんじゅのようにプルトニウムを使う原発、高速増殖炉も、アメリカはもちろんイギリスもドイツも止めました。ドイツは出来上がったのを止めて、リゾートパークにしてしまいました。世界の国がプルトニウムで発電するのは不可能だと分かって止めたんです。日本政府も今度のもんじゅの事故で「失敗した」と思っているでしょう。でも、まだ止めない。これからもやると言っています。

     どうして日本が止めないかというと、日本にはいったん決めたことを途中で止める勇気がないからで、この国が途中で止める勇気がないというのは非常に怖いです。みなさんもそんな例は山ほどご存じでしょう。

     とにかく日本の原子力政策はいい加減なのです。日本は原発を始める時から、後のことは何にも考えていなかった。その内に何とかなるだろうと。そんないい加減なことでやってきたんです。そうやって何十年もたった。でも、廃棄物一つのことさえ、どうにもできないんです。

     もう一つ、大変なことは、いままでは大学に原子力工学科があって、それなりに学生がいましたが、今は若い人たちが原子力から離れてしまい、東大をはじめほとんどの大学からなくなってしまいました。机の上で研究する大学生さえいなくなったのです。

     また、日立と東芝にある原子力部門の人も三分の一に減って、コ・ジェネレーション(電気とお湯を同時に作る効率のよい発電設備)のガス・タービンの方へ行きました。メーカーでさえ、原子力はもう終わりだと思っているのです。

     原子力局長をやっていた島村武久さんという人が退官して、『原子力談義』という本で、「日本政府がやっているのは、ただのつじつま合わせに過ぎない、電気が足りないのでも何でもない。あまりに無計画にウランとかプルトニウムを持ちすぎてしまったことが原因です。はっきりノーといわないから持たされてしまったのです。そして日本はそれらで核兵器を作るんじゃないかと世界の国々から見られる、その疑惑を否定するために核の平和利用、つまり、原発をもっともっと造ろうということになるのです」と書いていますが、これもこの国の姿なんです。

    廃炉も解体も出来ない原発い
     一九六六年に、日本で初めてイギリスから輸入した十六万キロワットの営業用原子炉が茨城県の東海村で稼動しました。その後はアメリカから輸入した原発で、途中で自前で造るようになりましたが、今では、この狭い日本に一三五万キロワットというような巨大な原発を含めて五一の原発が運転されています。

     具体的な廃炉・解体や廃棄物のことなど考えないままに動かし始めた原発ですが、厚い鉄でできた原子炉も大量の放射能をあびるとボロボロになるんです。だから、最初、耐用年数は十年だと言っていて、十年で廃炉、解体する予定でいました。しかし、一九八一年に十年たった東京電力の福島原発の一号機で、当初考えていたような廃炉・解体が全然出来ないことが分かりました。このことは国会でも原子炉は核反応に耐えられないと、問題になりました。

     この時、私も加わってこの原子炉の廃炉、解体についてどうするか、毎日のように、ああでもない、こうでもないと検討をしたのですが、放射能だらけの原発を無理やりに廃炉、解体しようとしても、造るときの何倍ものお金がかかることや、どうしても大量の被曝が避けられないことなど、どうしようもないことが分かったのです。原子炉のすぐ下の方では、決められた線量を守ろうとすると、たった十数秒くらいしかいられないんですから。

     机の上では、何でもできますが、実際には人の手でやらなければならないのですから、とんでもない被曝を伴うわけです。ですから、放射能がゼロにならないと、何にもできないのです。放射能がある限り廃炉、解体は不可能なのです。人間にできなければロボットでという人もいます。でも、研究はしていますが、ロボットが放射能で狂ってしまって使えないのです。

     結局、福島の原発では、廃炉にすることができないというので、原発を売り込んだアメリカのメーカーが自分の国から作業者を送り込み、日本では到底考えられない程の大量の被曝をさせて、原子炉の修理をしたのです。今でもその原発は動いています。

     最初に耐用年数が十年といわれていた原発が、もう三〇年近く動いています。そんな原発が十一もある。くたびれてヨタヨタになっても動かし続けていて、私は心配でたまりません。

     また、神奈川県の川崎にある武蔵工大の原子炉はたった一〇〇キロワットの研究炉ですが、これも放射能漏れを起こして止まっています。机上の計算では、修理に二〇億円、廃炉にするには六〇億円もかかるそうですが、大学の年間予算に相当するお金をかけても廃炉にはできないのです。まず停止して放射能がなくなるまで管理するしかないのです。

     それが一〇〇万キロワットというような大きな原発ですと、本当にどうしようもありません。

    「閉鎖」して、監視・管理
     なぜ、原発は廃炉や解体ができないのでしょうか。それは、原発は水と蒸気で運転されているものなので、運転を止めてそのままに放置しておくと、すぐサビが来てボロボロになって、穴が開いて放射能が漏れてくるからです。原発は核燃料を入れて一回でも運転すると、放射能だらけになって、止めたままにしておくことも、廃炉、解体することもできないものになってしまうのです。

     先進各国で、閉鎖した原発は数多くあります。廃炉、解体ができないので、みんな「閉鎖」なんです。閉鎖とは発電を止めて、核燃料を取り出しておくことですが、ここからが大変です。

     放射能まみれになってしまった原発は、発電している時と同じように、水を入れて動かし続けなければなりません。水の圧力で配管が薄くなったり、部品の具合が悪くなったりしますから、定検もしてそういう所の補修をし、放射能が外に漏れださないようにしなければなりません。放射能が無くなるまで、発電しているときと同じように監視し、管理をし続けなければならないのです。 

     今、運転中が五一、建設中が三、全部で五四の原発が日本列島を取り巻いています。これ以上運転を続けると、余りにも危険な原発もいくつかあります。この他に大学や会社の研究用の原子炉もありますから、日本には今、小さいのは一〇〇キロワット、大きいのは一三五万キロワット、大小合わせて七六もの原子炉があることになります。

     しかし、日本の電力会社が、電気を作らない、金儲けにならない閉鎖した原発を本気で監視し続けるか大変疑問です。それなのに、さらに、新規立地や増設を行おうとしています。その中には、東海地震のことで心配な浜岡に五機目の増設をしようとしていたり、福島ではサッカー場と引換えにした増設もあります。新設では新潟の巻町や三重の芦浜、山口の上関、石川の珠洲、青森の大間や東通などいくつもあります。それで、二〇一〇年には七〇~八〇基にしようと。実際、言葉は悪いですが、この国は狂っているとしか思えません。

     これから先、必ずやってくる原発の閉鎖、これは本当に大変深刻な問題です。近い将来、閉鎖された原発が日本国中いたるところに出現する。これは不安というより、不気味です。ゾーとするのは、私だけでしょうか。

    どうしようもない放射性廃棄物
     それから、原発を運転すると必ず出る核のゴミ、毎日、出ています。低レベル放射性廃棄物、名前は低レベルですが、中にはこのドラム缶の側に五時間もいたら、致死量の被曝をするようなものもあります。そんなものが全国の原発で約八〇万本以上溜まっています。

     日本が原発を始めてから一九六九年までは、どこの原発でも核のゴミはドラム缶に詰めて、近くの海に捨てていました。その頃はそれが当たり前だったのです。私が茨城県の東海原発にいた時、業者はドラム缶をトラックで運んでから、船に乗せて、千葉の沖に捨てに行っていました。

     しかし、私が原発はちょっとおかしいぞと思ったのは、このことからでした。海に捨てたドラム缶は一年も経つと腐ってしまうのに、中の放射性のゴミはどうなるのだろうか、魚はどうなるのだろうかと思ったのがはじめでした。

     現在は原発のゴミは、青森の六ケ所村へ持って行っています。全部で三百万本のドラム缶をこれから三百年間管理すると言っていますが、一体、三百年ももつドラム缶があるのか、廃棄物業者が三百年間も続くのかどうか。どうなりますか。

     もう一つの高レベル廃棄物、これは使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出した後に残った放射性廃棄物です。日本はイギリスとフランスの会社に再処理を頼んでいます。去年(一九九五年)フランスから、二八本の高レベル廃棄物として返ってきました。これはどろどろの高レベル廃棄物をガラスと一緒に固めて、金属容器に入れたものです。この容器の側に二分間いると死んでしまうほどの放射線を出すそうですが、これを一時的に青森県の六ケ所村に置いて、三〇年から五〇年間くらい冷やし続け、その後、どこか他の場所に持って行って、地中深く埋める予定だといっていますが、予定地は全く決まっていません。余所の国でも計画だけはあっても、実際にこの高レベル廃棄物を処分した国はありません。みんな困っています。

     原発自体についても、国は止めてから五年か十年間、密閉管理してから、粉々にくだいてドラム缶に入れて、原発の敷地内に埋めるなどとのんきなことを言っていますが、それでも一基で数万トンくらいの放射能まみれの廃材が出るんですよ。生活のゴミでさえ、捨てる所がないのに、一体どうしようというんでしょうか。とにかく日本中が核のゴミだらけになる事は目に見えています。早くなんとかしないといけないんじゃないでしょうか。それには一日も早く、原発を止めるしかなんですよ。

     私が五年程前に、北海道で話をしていた時、「放射能のゴミを五〇年、三百年監視続ける」と言ったら、中学生の女の子が、手を挙げて、「お聞きしていいですか。今、廃棄物を五〇年、三百年監視するといいましたが、今の大人がするんですか? そうじゃないでしょう。次の私たちの世代、また、その次の世代がするんじゃないんですか。だけど、私たちはいやだ」と叫ぶように言いました。この子に返事の出来る大人はいますか。

     それに、五〇年とか三百年とかいうと、それだけ経てばいいんだというふうに聞こえますが、そうじゃありません。原発が動いている限り、終わりのない永遠の五〇年であり、三百年だということです。

    住民の被曝と恐ろしい差別
     日本の原発は今までは放射能を一切出していませんと、何十年もウソをついてきた。でもそういうウソがつけなくなったのです。

     原発にある高い排気塔からは、放射能が出ています。出ているんではなくて、出しているんですが、二四時間放射能を出していますから、その周辺に住んでいる人たちは、一日中、放射能をあびて被曝しているのです。

    ある女性から手紙が来ました。二三歳です。便箋に涙の跡がにじんでいました。「東京で就職して恋愛し、結婚が決まって、結納も交わしました。ところが突然相手から婚約を解消されてしまったのです。相手の人は、君には何にも悪い所はない、自分も一緒になりたいと思っている。でも、親たちから、あなたが福井県の敦賀で十数年間育っている。原発の周辺では白血病の子どもが生まれる確率が高いという。白血病の孫の顔はふびんで見たくない。だから結婚するのはやめてくれ、といわれたからと。私が何か悪いことしましたか」と書いてありました。この娘さんに何の罪がありますか。こういう話が方々で起きています。

     この話は原発現地の話ではない、東京で起きた話なんですよ、東京で。皆さんは、原発で働いていた男性と自分の娘とか、この女性のように、原発の近くで育った娘さんと自分の息子とかの結婚を心から喜べますか。若い人も、そういう人と恋愛するかも知れないですから、まったく人ごとではないんです。 こういう差別の話は、言えば差別になる。でも言わなければ分からないことなんです。原発に反対している人も、原発は事故や故障が怖いだけではない、こういうことが起きるから原発はいやなんだと言って欲しいと思います。原発は事故だけではなしに、人の心まで壊しているのですから。

    私、子ども生んでも大丈夫ですか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ。
     最後に、私自身が大変ショックを受けた話ですが、北海道の泊原発の隣の共和町で、教職員組合主催の講演をしていた時のお話をします。どこへ行っても、必ずこのお話はしています。あとの話は全部忘れてくださっても結構ですが、この話だけはぜひ覚えておいてください。

    その講演会は夜の集まりでしたが、父母と教職員が半々くらいで、およそ三百人くらいの人が来ていました。その中には中学生や高校生もいました。原発は今の大人の問題ではない、私たち子どもの問題だからと聞きに来ていたのです。

     話が一通り終わったので、私が質問はありませんかというと、中学二年の女の子が泣きながら手を挙げて、こういうことを言いました。 

     「今夜この会場に集まっている大人たちは、大ウソつきのええかっこしばっかりだ。私はその顔を見に来たんだ。どんな顔をして来ているのかと。今の大人たち、特にここにいる大人たちは農薬問題、ゴルフ場問題、原発問題、何かと言えば子どもたちのためにと言って、運動するふりばかりしている。私は泊原発のすぐ近くの共和町に住んで、二四時間被曝している。原子力発電所の周辺、イギリスのセラフィールドで白血病の子どもが生まれる確率が高いというのは、本を読んで知っている。私も女の子です。年頃になったら結婚もするでしょう。私、子ども生んでも大丈夫なんですか?」と、泣きながら三百人の大人たちに聞いているのです。でも、誰も答えてあげられない。

     「原発がそんなに大変なものなら、今頃でなくて、なぜ最初に造るときに一生懸命反対してくれなかったのか。まして、ここに来ている大人たちは、二号機も造らせたじゃないのか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ」と。ちょうど、泊原発の二号機が試運転に入った時だったんです。

     「何で、今になってこういう集会しているのか分からない。私が大人で子どもがいたら、命懸けで体を張ってでも原発を止めている」と言う。

     「二基目が出来て、今までの倍私は放射能を浴びている。でも私は北海道から逃げない」って、泣きながら訴えました。

     私が「そういう悩みをお母さんや先生に話したことがあるの」と聞きましたら、「この会場には先生やお母さんも来ている、でも、話したことはない」と言います。「女の子同志ではいつもその話をしている。結婚もできない、子どもも産めない」って。

     担任の先生たちも、今の生徒たちがそういう悩みを抱えていることを少しも知らなかったそうです。

     これは決して、原子力防災の八キロとか十キロの問題ではない、五十キロ、一〇〇キロ圏でそういうことがいっぱい起きているのです。そういう悩みを今の中学生、高校生が持っていることを絶えず知っていてほしいのです。

    原発がある限り、安心できない
     みなさんには、ここまでのことから、原発がどんなものか分かってもらえたと思います。

     チェルノブイリで原発の大事故が起きて、原発は怖いなーと思った人も多かったと思います。でも、「原発が止まったら、電気が無くなって困る」と、特に都会の人は原発から遠いですから、少々怖くても仕方がないと、そう考えている人は多いんじゃないでしょうか。

     でも、それは国や電力会社が「原発は核の平和利用です」「日本の原発は絶対に事故を起こしません。安全だから安心しなさい」「日本には資源がないから、原発は絶対に必要なんですよ」と、大金をかけて宣伝をしている結果なんです。もんじゅの事故のように、本当のことはずーっと隠しています。

     原発は確かに電気を作っています。しかし、私が二〇年間働いて、この目で見たり、この体で経験したことは、原発は働く人を絶対に被曝させなければ動かないものだということです。それに、原発を造るときから、地域の人達は賛成だ、反対だと割れて、心をズタズタにされる。出来たら出来たで、被曝させられ、何の罪もないのに差別されて苦しんでいるんです。

     みなさんは、原発が事故を起こしたら怖いのは知っている。だったら、事故さえ起こさなければいいのか。平和利用なのかと。そうじゃないでしょう。私のような話、働く人が被曝して死んでいったり、地域の人が苦しんでいる限り、原発は平和利用なんかではないんです。それに、安全なことと安心だということは違うんです。原発がある限り安心できないのですから。

     それから、今は電気を作っているように見えても、何万年も管理しなければならない核のゴミに、膨大な電気や石油がいるのです。それは、今作っている以上のエネルギーになることは間違いないんですよ。それに、その核のゴミや閉鎖した原発を管理するのは、私たちの子孫なのです。

     そんな原発が、どうして平和利用だなんて言えますか。だから、私は何度も言いますが、原発は絶対に核の平和利用ではありません。

     だから、私はお願いしたい。朝、必ず自分のお子さんの顔やお孫さんの顔をしっかりと見てほしいと。果たしてこのまま日本だけが原子力発電所をどんどん造って大丈夫なのかどうか、事故だけでなく、地震で壊れる心配もあって、このままでは本当に取り返しのつかないことが起きてしまうと。これをどうしても知って欲しいのです。

     ですから、私はこれ以上原発を増やしてはいけない、原発の増設は絶対に反対だという信念でやっています。そして稼働している原発も、着実に止めなければならないと思っていあす。

     原発がある限り、世界に本当の平和はこないのですから。



    優しい地球 残そう子どもたちに

    (平井憲夫) 
    以上、こちらより移植(http://tinyurl.com/43zkkbq


    ★米国政府は福島発電所の放射能漏れの状況を把握するため、普段は北朝鮮の核爆弾の開発を監視しているドローン(無人飛行機)、「グローバル・ホーク」を日本政府の要請に従って福島発電所上空に飛ばした。


    続く to be continue

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  • Posted by Ninja T at 19:39Comments(0)原発問題

    2011年05月13日

    ★またまた東電のいい加減な嘘がばれた!★全国の原発即時停止★

    すでに2ヶ月が経過いたしましたが、東日本巨大地震と津波による大災害に際しまして、岩手県、宮城県、福島県の3県をはじめ、全国で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
    また、被災で亡くなられた方のご遺族の皆様に、衷心よりお悔やみを申し上げます。

    米デジタルグローブ提供による東京電力福島第一原子力発電所の衛星写真より〔AFPBB News〕


    ★福島原発1号機、格納容器に漏出「打つ手なし」 核燃料100%損傷か★


    ■工程表大幅見直し
     12日、東京電力福島第1原発1号機で、原子炉圧力容器内の核燃料棒が完全に露出したことが判明し、圧力容器損傷の可能性も浮上した。原子炉を安定冷却するための作業が進められているが、見直しは避けられない。専門家からは「圧力容器に穴が開いているなら、もう打つ手がない」と危惧する声も上がり、事故の収束に向けた工程表の達成に「黄信号」がともった。(原子力取材班)

     ▼形状とどめず

     「メルトダウン(炉心溶融)が、炉心の形状を維持せず、圧力容器の下に崩れ落ちているというのであればそれ(メルトダウン)で結構」。東電の松本純一原子力・立地本部長代理は12日の会見で、初めて「メルトダウン」状態にあることを認めた。

     東電はこれまで、1号機の核燃料について、約55%が損傷していると推定。一貫して「燃料が溶けて下に落ちていることはない」とし、本来の形状を維持していると説明してきた。

     ところが、今回調整した水位計で圧力容器内の水位を測定した結果、燃料の大半が露出していたことが判明。これまで燃料露出は一部とされてきただけに、京都大原子炉実験所の小出裕章助教(原子核工学)は「東電が発表したデータは信頼性がない」と手厳しい。

     米スリーマイルアイランド原発事故(1979年)では燃料の約45%が溶け、その約3分の1が底に落ちたが、小出助教は「今回の発表をみると、100%の損傷以外考えられない」と厳しい見方を示している。

     ▼再爆発はなし

     核燃料の大半は溶融して圧力容器の下部に落ちたが、下部にたまった水に漬かることで、冷却できているとされる。実際、圧力容器下部の表面温度は100~120度と比較的低い。

     大阪大の宮崎慶次名誉教授(原子力工学)は「圧力容器の底の水に、溶けた燃料が落ちて微粒子化しているのではないか」とみる。

     核燃料が冷却できていない場合、水素が発生して爆発の懸念も生じるが、宮崎名誉教授は「温度が低いのでそういう状況ではない」と、再爆発の可能性を否定している。

     ▼部位特定急務

     「格納容器からも水が漏れている可能性が高い」

     原子力安全・保安院の西山英彦審議官が指摘するように、大量の水が放射能を含んだまま環境に漏出した恐れも懸念されている。

     圧力容器には、注水は毎時8トンペースで続けられているが、水位は上がっておらず、九州大の工藤和彦特任教授(原子炉工学)は「冷却水の行き先が分からない。漏洩(ろうえい)があるとしか考えられない」と推測。

     燃料は圧力容器底にある制御棒駆動装置や溶接部を貫通し、水が漏出している可能性が高いとみられ、工藤特任教授は「できるだけ早く損傷部を突き止める必要がある」と強調する。

     東電が工程表実現への「一番の近道」とする冠水(水棺)作業が最初に始まり、「トップランナー」(西山審議官)とされる1号機だが、専門家は「工程表通りに、冷温停止に持って行くのは難しい」と口をそろえる。工程表は第一関門からつまずき、先行きに不透明感が漂い始めた。

    【用語解説】メルトダウン(炉心溶融)

     燃料棒が溶けて破損する事故。原子炉の冷却水が失われて水位が下がり、燃料棒が露出すると中の放射性物質の熱が除去できずに起きる。全体や大半が溶け落ちると「全炉心溶融」となり、想定される原子力事故の中で最悪の事態。

    【用語解説】工程表

     東京電力が発表した福島第1原発事故の収束に向けたシナリオ。1~3号機の原子炉を安定的な「冷温停止状態」にするまでに6~9カ月程度、放射線量の着実な減少傾向に3カ月、放射性物質の放出管理と大幅抑制にはさらに3~6カ月が必要とした。

    ★米国政府は福島発電所の放射能漏れの状況を把握するため、普段は北朝鮮の核爆弾の開発を監視しているドローン(無人飛行機)、「グローバル・ホーク」を日本政府の要請に従って福島発電所上空に飛ばした。


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  • Posted by Ninja T at 11:42Comments(0)原発問題

    2011年05月12日

    ★原発は即時停止★原発がどんなものか知ってほしい★その20★

    すでに2ヶ月が経過いたしましたが、東日本巨大地震と津波による大災害に際しまして、岩手県、宮城県、福島県の3県をはじめ、全国で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
    また、被災で亡くなられた方のご遺族の皆様に、衷心よりお悔やみを申し上げます。

    米デジタルグローブ提供による東京電力福島第一原子力発電所の衛星写真より〔AFPBB News〕

    ★私、子ども生んでも大丈夫ですか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ。★の続きです!

    ★原発がある限り、安心できない★

     みなさんには、ここまでのことから、原発がどんなものか分かってもらえたと思います。

     チェルノブイリで原発の大事故が起きて、原発は怖いなーと思った人も多かったと思います。でも、「原発が止まったら、電気が無くなって困る」と、特に都会の人は原発から遠いですから、少々怖くても仕方がないと、そう考えている人は多いんじゃないでしょうか。

     でも、それは国や電力会社が「原発は核の平和利用です」「日本の原発は絶対に事故を起こしません。安全だから安心しなさい」「日本には資源がないから、原発は絶対に必要なんですよ」と、大金をかけて宣伝をしている結果なんです。もんじゅの事故のように、本当のことはずーっと隠しています。

     原発は確かに電気を作っています。しかし、私が二〇年間働いて、この目で見たり、この体で経験したことは、原発は働く人を絶対に被曝させなければ動かないものだということです。それに、原発を造るときから、地域の人達は賛成だ、反対だと割れて、心をズタズタにされる。出来たら出来たで、被曝させられ、何の罪もないのに差別されて苦しんでいるんです。

     みなさんは、原発が事故を起こしたら怖いのは知っている。だったら、事故さえ起こさなければいいのか。平和利用なのかと。そうじゃないでしょう。私のような話、働く人が被曝して死んでいったり、地域の人が苦しんでいる限り、原発は平和利用なんかではないんです。それに、安全なことと安心だということは違うんです。原発がある限り安心できないのですから。

     それから、今は電気を作っているように見えても、何万年も管理しなければならない核のゴミに、膨大な電気や石油がいるのです。それは、今作っている以上のエネルギーになることは間違いないんですよ。それに、その核のゴミや閉鎖した原発を管理するのは、私たちの子孫なのです。

     そんな原発が、どうして平和利用だなんて言えますか。だから、私は何度も言いますが、原発は絶対に核の平和利用ではありません。

     だから、私はお願いしたい。朝、必ず自分のお子さんの顔やお孫さんの顔をしっかりと見てほしいと。果たしてこのまま日本だけが原子力発電所をどんどん造って大丈夫なのかどうか、事故だけでなく、地震で壊れる心配もあって、このままでは本当に取り返しのつかないことが起きてしまうと。これをどうしても知って欲しいのです。

     ですから、私はこれ以上原発を増やしてはいけない、原発の増設は絶対に反対だという信念でやっています。そして稼働している原発も、着実に止めなければならないと思っていあす。

     原発がある限り、世界に本当の平和はこないのですから。




     
      (平井憲夫) 
    以上、こちらより移植(http://tinyurl.com/dgzcgh


    ★米国政府は福島発電所の放射能漏れの状況を把握するため、普段は北朝鮮の核爆弾の開発を監視しているドローン(無人飛行機)、「グローバル・ホーク」を日本政府の要請に従って福島発電所上空に飛ばした。


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  • Posted by Ninja T at 15:50Comments(0)原発問題

    2011年05月11日

    ★原発は即時停止★原発がどんなものか知ってほしい★その19★

    すでに2ヶ月が経過いたしましたが、東日本巨大地震と津波による大災害に際しまして、岩手県、宮城県、福島県の3県をはじめ、全国で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
    また、被災で亡くなられた方のご遺族の皆様に、衷心よりお悔やみを申し上げます。

    米デジタルグローブ提供による東京電力福島第一原子力発電所の衛星写真より〔AFPBB News〕

    ★住民の被曝と恐ろしい差別★の続きです!


    ★私、子ども生んでも大丈夫ですか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ。★

     最後に、私自身が大変ショックを受けた話ですが、北海道の泊原発の隣の共和町で、教職員組合主催の講演をしていた時のお話をします。どこへ行っても、必ずこのお話はしています。あとの話は全部忘れてくださっても結構ですが、この話だけはぜひ覚えておいてください。

    その講演会は夜の集まりでしたが、父母と教職員が半々くらいで、およそ三百人くらいの人が来ていました。その中には中学生や高校生もいました。原発は今の大人の問題ではない、私たち子どもの問題だからと聞きに来ていたのです。

     話が一通り終わったので、私が質問はありませんかというと、中学二年の女の子が泣きながら手を挙げて、こういうことを言いました。 

     「今夜この会場に集まっている大人たちは、大ウソつきのええかっこしばっかりだ。私はその顔を見に来たんだ。どんな顔をして来ているのかと。今の大人たち、特にここにいる大人たちは農薬問題、ゴルフ場問題、原発問題、何かと言えば子どもたちのためにと言って、運動するふりばかりしている。私は泊原発のすぐ近くの共和町に住んで、24時間被曝している。原子力発電所の周辺、イギリスのセラフィールドで白血病の子どもが生まれる確率が高いというのは、本を読んで知っている。私も女の子です。年頃になったら結婚もするでしょう。私、子ども生んでも大丈夫なんですか?」と、泣きながら300人の大人たちに聞いているのです。でも、誰も答えてあげられない。

     「原発がそんなに大変なものなら、今頃でなくて、なぜ最初に造るときに一生懸命反対してくれなかったのか。まして、ここに来ている大人たちは、二号機も造らせたじゃないのか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ」と。ちょうど、泊原発の二号機が試運転に入った時だったんです。

     「何で、今になってこういう集会しているのか分からない。私が大人で子どもがいたら、命懸けで体を張ってでも原発を止めている」と言う。

     「二基目が出来て、今までの倍私は放射能を浴びている。でも私は北海道から逃げない」って、泣きながら訴えました。

     私が「そういう悩みをお母さんや先生に話したことがあるの」と聞きましたら、「この会場には先生やお母さんも来ている、でも、話したことはない」と言います。「女の子同志ではいつもその話をしている。結婚もできない、子どもも産めない」って。

     担任の先生たちも、今の生徒たちがそういう悩みを抱えていることを少しも知らなかったそうです。

     これは決して、原子力防災の8キロとか10キロの問題ではない、50キロ、100キロ圏でそういうことがいっぱい起きているのです。そういう悩みを今の中学生、高校生が持っていることを絶えず知っていてほしいのです。


      (平井憲夫) 
    以上、こちらより移植(http://tinyurl.com/dgzcgh


    ★米国政府は福島発電所の放射能漏れの状況を把握するため、普段は北朝鮮の核爆弾の開発を監視しているドローン(無人飛行機)、「グローバル・ホーク」を日本政府の要請に従って福島発電所上空に飛ばした。


    続く to be continue

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  • Posted by Ninja T at 15:58Comments(0)原発問題