2010年06月25日
★第5弾★牛乳は悪い食品!?★
久しぶりに牛乳の害についてです。今回は何回かに分けてお知らせします。
「牛乳信仰」の弊害と、カルシウム・パラドックス・・・牛乳は悪い食品!?
①これまでの「牛乳信仰」
肉や卵と並んで、これまでの栄養学で、栄養価の高い優れた食品と言われてきたのが牛
乳です。「カルシウムを摂るなら、まず牛乳!」というほどに、家庭でも学校でも牛乳
を飲むことが勧められてきました。日本人は欧米人と比べてカルシウムの摂り方が足り
ない、牛乳を飲めば彼らのように体格がよくなると、国民の大半が信じ込んできました
。まさに「牛乳信仰」ともいえる思い込みが浸透してきました。特に成長期の子供たち
や妊婦、骨粗しょう症の心配のある閉経後の女性には、牛乳を摂ることが積極的に勧め
られてきました。
しかし牛乳も肉と同様、決して健康によい食品ではありません。確かにカルシウムは必
須ミネラルとして、人間の体にとって不可欠な栄養素です。そして牛乳にはカルシウム
が豊富に含まれています。といって、牛乳を飲めばカルシウムが十分に補われ、健康に
なれるというものではないのです。実際、世界で最も牛乳を多く飲むノルウェー人の骨
折率は、日本人の5倍というデータがあるのです。
現在では、牛乳を飲むことは健康にプラスになるどころか、かえって深刻な弊害を引き
起こすことが明らかになってきました。アメリカでは一般の医師でも、妊婦や骨粗しょ
う症の患者に牛乳を勧めるようなことはしません。欧米の医学関係者の間では、牛乳は
健康によい食品でないことが常識化しつつあります。
②カルシウムの含有率と吸収率の問題
これまで牛乳は、カルシウムの“含有率”が高いから体によい食品とされてきました。
しかし単に、含有率が高ければよいというわけではありません。牛乳をたくさん摂った
場合には、腸からの吸収を抑えるといった形でカルシウムの吸収を調整するようになり
ます。その結果として、カルシウムの排泄が促されることになります。
そこで問題となるのが、カルシウムだけでなく、他のミネラルや栄養素も一緒に排泄さ
れるようになるということです。(※海外の研究では、カルシウムを多く摂ると便の中
のマグネシウムの排泄量が25%も増加し、吸収も抑制されることが報告されています。
)
また、牛乳に含まれるカルシウムは“吸収率”がよいから、カルシウム不足の解消に役
立つと信じられてきました。今でも盛んにこうした宣伝がなされています。しかし、こ
の見解にはたいへんな問題が含まれています。
まず、本当に牛乳に含まれるカルシウムは吸収率がよいのか、ということです。これに
ついてはさまざまなデータがあって、いまだにはっきりとした結論は出ていませんが、
一般には牛乳のような動物性食品のミネラルは、野菜などの植物性食品のミネラルと比
べ吸収率がよいとされています。(※最近では、野菜に含まれるカルシウムの方が吸収
がよいという報告もあります。)牛乳では10~30%ぐらいのカルシウムが吸収されると
言われています。
さて、牛乳のような高カルシウム食品を摂った場合には、急激に血液中のカルシウム濃
度が高まることになります。カルシウムの「吸収率がよい」ということは、このように
――「飲んですぐに、血液中のカルシウム濃度が高くなる」ということです。
しかし私たちの体には、ホメオスタシス(恒常性維持機能)という働きが備わっていて
、血液中のカルシウム濃度は、常に一定の割合に保たれるようになっています(※1C
C中、9~11mg)。カルシウム濃度がこの割合を超えて高まると、急いで排泄しなけれ
ばなりません。早急に排泄しないと、さまざまな障害が生じるようになるからです。
そこで腎臓は、カルシウムを尿から流し出すために、ピッチを上げて働くことになりま
す。それには多くのエネルギーが必要とされ、腎臓に余分な負担がかかることになりま
す。そして過剰なカルシウムが排泄されるのと同時に、マグネシウム・亜鉛・鉄などの
ミネラルや、他の栄養素も失われてしまいます。その結果、さらにミネラル不足が進む
ことになります。
このように牛乳に含まれるカルシウムの吸収率がよいということは、人体にとって必ず
しもプラスとはなっていないのです。(※カルシウムとマグネシウムの尿からの排泄量
には、相関関係があることが確かめられています。つまりカルシウムの排泄量が増せば
、同じようにマグネシウムの排泄量も増すということです。)
本日はここまで!=>http://chofu.com/yumeakari2004/
お疲れ様でした!=>http://chofu.com/yumeakari2004/
「牛乳信仰」の弊害と、カルシウム・パラドックス・・・牛乳は悪い食品!?
①これまでの「牛乳信仰」
肉や卵と並んで、これまでの栄養学で、栄養価の高い優れた食品と言われてきたのが牛
乳です。「カルシウムを摂るなら、まず牛乳!」というほどに、家庭でも学校でも牛乳
を飲むことが勧められてきました。日本人は欧米人と比べてカルシウムの摂り方が足り
ない、牛乳を飲めば彼らのように体格がよくなると、国民の大半が信じ込んできました
。まさに「牛乳信仰」ともいえる思い込みが浸透してきました。特に成長期の子供たち
や妊婦、骨粗しょう症の心配のある閉経後の女性には、牛乳を摂ることが積極的に勧め
られてきました。
しかし牛乳も肉と同様、決して健康によい食品ではありません。確かにカルシウムは必
須ミネラルとして、人間の体にとって不可欠な栄養素です。そして牛乳にはカルシウム
が豊富に含まれています。といって、牛乳を飲めばカルシウムが十分に補われ、健康に
なれるというものではないのです。実際、世界で最も牛乳を多く飲むノルウェー人の骨
折率は、日本人の5倍というデータがあるのです。
現在では、牛乳を飲むことは健康にプラスになるどころか、かえって深刻な弊害を引き
起こすことが明らかになってきました。アメリカでは一般の医師でも、妊婦や骨粗しょ
う症の患者に牛乳を勧めるようなことはしません。欧米の医学関係者の間では、牛乳は
健康によい食品でないことが常識化しつつあります。
②カルシウムの含有率と吸収率の問題
これまで牛乳は、カルシウムの“含有率”が高いから体によい食品とされてきました。
しかし単に、含有率が高ければよいというわけではありません。牛乳をたくさん摂った
場合には、腸からの吸収を抑えるといった形でカルシウムの吸収を調整するようになり
ます。その結果として、カルシウムの排泄が促されることになります。
そこで問題となるのが、カルシウムだけでなく、他のミネラルや栄養素も一緒に排泄さ
れるようになるということです。(※海外の研究では、カルシウムを多く摂ると便の中
のマグネシウムの排泄量が25%も増加し、吸収も抑制されることが報告されています。
)
また、牛乳に含まれるカルシウムは“吸収率”がよいから、カルシウム不足の解消に役
立つと信じられてきました。今でも盛んにこうした宣伝がなされています。しかし、こ
の見解にはたいへんな問題が含まれています。
まず、本当に牛乳に含まれるカルシウムは吸収率がよいのか、ということです。これに
ついてはさまざまなデータがあって、いまだにはっきりとした結論は出ていませんが、
一般には牛乳のような動物性食品のミネラルは、野菜などの植物性食品のミネラルと比
べ吸収率がよいとされています。(※最近では、野菜に含まれるカルシウムの方が吸収
がよいという報告もあります。)牛乳では10~30%ぐらいのカルシウムが吸収されると
言われています。
さて、牛乳のような高カルシウム食品を摂った場合には、急激に血液中のカルシウム濃
度が高まることになります。カルシウムの「吸収率がよい」ということは、このように
――「飲んですぐに、血液中のカルシウム濃度が高くなる」ということです。
しかし私たちの体には、ホメオスタシス(恒常性維持機能)という働きが備わっていて
、血液中のカルシウム濃度は、常に一定の割合に保たれるようになっています(※1C
C中、9~11mg)。カルシウム濃度がこの割合を超えて高まると、急いで排泄しなけれ
ばなりません。早急に排泄しないと、さまざまな障害が生じるようになるからです。
そこで腎臓は、カルシウムを尿から流し出すために、ピッチを上げて働くことになりま
す。それには多くのエネルギーが必要とされ、腎臓に余分な負担がかかることになりま
す。そして過剰なカルシウムが排泄されるのと同時に、マグネシウム・亜鉛・鉄などの
ミネラルや、他の栄養素も失われてしまいます。その結果、さらにミネラル不足が進む
ことになります。
このように牛乳に含まれるカルシウムの吸収率がよいということは、人体にとって必ず
しもプラスとはなっていないのです。(※カルシウムとマグネシウムの尿からの排泄量
には、相関関係があることが確かめられています。つまりカルシウムの排泄量が増せば
、同じようにマグネシウムの排泄量も増すということです。)
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